土木建築部門の最大の使命は、将来にわたって良質で安価な電力を安定的に供給するための施設を造り、その維持管理を確実に実施していくことです。そのため土木建築部門は、発電所をはじめ、さまざまな重要施設の調査、計画、設計、建設、点検、保守の業務を行っています。
発電所の建設にあたっては、地形・地質などの調査を実施し、安全性、経済性および環境保全等に配慮した設計、工事監理を行います。既存の土木・建築設備については、巡視・点検のスマート化、高度化を進めるとともに、適切な修繕・改良を行うことにより、安全性の確保はもちろんのこと、設備の延命化やライフサイクルコストの低減に努めています。特に、志賀原子力発電所においては、安全性をより一層高めるため、新規制基準に適合するよう安全性向上施策を実施しています。
また、SDGs達成やカーボンニュートラル実現に向け、水力発電、風力発電などの再生可能エネルギー開発、石炭灰などの廃棄物有効利用促進および太陽光パネル廃棄ガラスの利用技術開発や二酸化炭素のセメント固化体への吸着技術開発などの一翼も担っています。
このように土木建築部門には、発電所建設などスケールの大きな仕事にチャレンジできる環境に加え、新しい感性や高度な技術を必要とするやりがいのあるプロジェクトが無限にあります。