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PROJECT 北陸で地域を想い、次を創る
その先端のプロジェクト

  • 手取川水系工事所 | T・W

    2011年に入社し、水力発電所・変電所の保守管理に取り組む。現在は手取川水系工事所にて大規模改修工事を担当する。

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白山発電所FIT改修工事
プロジェクト

完全海外製の水車を導入し、
クリーンエネルギー拡大へ

OUTLINE プロジェクトアウトライン OUTLINE プロジェクトアウトライン

石川県白山市、白山発電所にて
発電の心臓部、水車・発電機更新へ

北陸電力の重要な電力源、それが石川県を流れる全長72kmの手取川水系です。この水系と近隣の大聖寺川水系において、北陸電力は22か所の発電所で総出力約53万kWの電気を生産しています。その一つである白山発電所で現在進行中なのが、老朽化した設備の更新を主な目的とする発電設備改修工事プロジェクトです。

1950年に製造された水車・発電機は、70年以上にわたり稼働を続けてきましたが、度重なる修理にも限界を迎えます。この状況を打開するため、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用した改修工事計画が策定されました。FITは再生可能エネルギーの普及を促進するための制度であり、制度利用を通して大規模な設備更新を可能としています。発電所の心臓部とも言える水車・発電機を最新かつ完全海外製のものに更新することで、設備の安定性向上と効率的な発電を実現します。

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STORY 地域への想い、次への眼差し STORY 地域への想い、次への眼差し

北陸にクリーンな電気を届けるために、
水力発電のこれからを考え続けている

北陸電力、それは地域に根ざした電力会社であるとともに、エネルギーミックスにおいて高い比率を占める水力発電の未来を見据え、グローバルな視点で持続可能なエネルギー供給に取り組む存在だと思っています。現在、石川県の発電所で進めているFIT改修工事は、その取り組みの一環です。この工事では、海外の最新技術を積極的に導入し、再生可能エネルギーの拡大とカーボンニュートラルへの貢献を目指しています。

プロジェクトが進む中、私は言語の壁や文化の違いなど、さまざまな課題に直面しました。ヨーロッパやベトナムでの機器製作や品質検査などでは納期に対する考え方の違いや製作地の変更など予期せぬ事態もありましたが、パートナーである取引先メーカーを含めチーム一丸となって柔軟に対応してきました。

私が担っていることは一見すると単なる発電設備の交換に思えるかもしれませんが、この工事には深い意味があります。ここには先人から受け継いできた水力発電の技術が詰まっており、また近隣住民の方々の長年の信頼があってこそ実現できるものなのです。だからこそ、既存の水車・発電機を撤去する際には長年北陸の電力供給を支えてきた設備への感謝、さらに優れたものをつくる決意を新たにしました。海外の工場を現地訪問した際には、異なる環境でのものづくりに対する真摯な姿勢に感銘を受け、プロジェクトを成功させたいという思いを一層強くしました。このプロジェクトを通じて、北陸の未来のために水力発電の可能性を追求し続け、クリーンな電気を届ける使命を果たしていきたい、それが私の抱き続けている想いです。

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