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資材部門資材部門

資材部門資材部門

土木建築部門の最大の使命は、将来にわたって良質で安価な電力を安定的に供給するための施設を造り、その維持管理を確実に実施していくことです。そのため土木建築部門は、発電所をはじめ、さまざまな重要施設の調査、計画、設計、建設、点検、保守の業務を行っています。
発電所の建設にあたっては、地形・地質などの調査を実施し、安全性、経済性および環境保全等に配慮した設計、工事監理を行います。既存の土木・建築設備については、巡視・点検のスマート化、高度化を進めるとともに、適切な修繕・改良を行うことにより、安全性の確保はもちろんのこと、設備の延命化やライフサイクルコストの低減に努めています。特に、志賀原子力発電所においては、安全性をより一層高めるため、新規制基準に適合するよう安全性向上施策を実施しています。
また、SDGs達成やカーボンニュートラル実現に向け、水力発電、風力発電などの再生可能エネルギー開発、石炭灰などの廃棄物有効利用促進および太陽光パネル廃棄ガラスの利用技術開発や二酸化炭素のセメント固化体への吸着技術開発などの一翼も担っています。
このように土木建築部門には、発電所建設などスケールの大きな仕事にチャレンジできる環境に加え、新しい感性や高度な技術を必要とするやりがいのあるプロジェクトが無限にあります。

自然災害にも負けない発電所の耐震設計へ技術を革新・継承していく

自然災害にも負けない発電所の耐震設計へ技術を革新・継承していく 自然災害にも負けない発電所の耐震設計へ技術を革新・継承していく

自然災害にも負けない発電所の耐震設計へ技術を革新・継承していく
土木建築部 耐震建築技術チームY・Y

入社 / 2009年※所属は取材当時です

歩んできたキャリアは?

Q1歩んできたキャリアは?

私が北陸電力に入社したのは、電気事業が社会の基盤を支える重要な役割を担っていると考えたからです。技術者として地元の北陸地域の発展に貢献したいという思いもありました。入社後は、志賀原子力発電所の耐震設計に関わる地震動評価や建屋・構築物の耐震安全性の評価業務を中心に携わってきました。また、志賀原子力発電所の建屋・構築物の維持管理や、福島第一原子力発電所の事故等を踏まえた改造等の安全性向上工事にも携わりました。

現在の仕事、プロとして意識していることは?

Q2現在の仕事、
プロとして意識していることは?

自然災害リスクの高い日本において、原子力発電所の安全確保はなによりも重要な課題であることは言うまでもありません。そのような原子力発電分野において、私は志賀原子力発電所の耐震設計に用いられる基準となる地震動の評価を担当しています。この仕事の重要性を考えると、プロフェッショナルとしての意識を常に持ち続けることが欠かせません。

原子力発電所の耐震設計には、一般の産業施設以上に高度な水準が規定されています。そのため、敷地や周辺の地質・地質構造や地盤構造、地震活動性などの学問的見地から適切に地震動を想定することが求められます。知識の適用だけでなく、ボーリング調査や反射法探査、地震や微動の観測記録を用いた解析を行い、多角的かつ詳細な検討を進めています。さらに、原子力規制委員会の厳格な審査に対応するため、説明資料の作成や専門家へのヒアリングを実施しています。

このように、常に学び、技術を磨き続けることが、原子力発電所の安全性確保という重要な役割を担う者としての責務だと考えています。建築技術の専門家として日本におけるエネルギーの未来を担えることに大きな誇りを感じています。

これから挑みたいことは?

Q3これから挑みたいことは?

多様な技術者が集い、発電を支えている中、建築技術分野のプロとしてさらなる専門性を高めていくことが私のミッションだと思います。日々の業務で直面する課題を、高い技術力で解決しつつ、北陸電力の先輩方から受け継いだ技術を今度は私が後輩たちに伝えていきたいです。技術の革新と継承を通じて、自らの技術力や仲間とのチームワークを発揮し、志賀原子力発電所の再稼働に貢献できるよう邁進したいと考えています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

北陸電力の建築分野の魅力は、建築物のライフサイクル全体(計画、設計、工事監理、維持管理、除却)における多様な業務に携われることです。幅広い経験ができるこのフィールドでともにプロフェッショナルを目指していきましょう。

Scenes 仕事風景

地震動の解析

地震動の解析

原子力発電所で得られた地震観測記録を解析し、地盤の性状や地震動の特性を分析します。

文献調査

文献調査

資料室を訪れ、地震動の評価に関する文献を調査します。地震に関する学問的知見や過去の解析データをもとに、地震動の評価資料の作成を行います。

説明資料の審議

説明資料の審議

チームメンバーとともに審査で用いる説明資料を作成します。原子力発電所新規制基準の適合性に関する資料をチームや関係部門担当者を含め審議し、評価の妥当性を検討します。

原子力規制委員会への説明

原子力規制委員会への説明

作成した資料を原子力規制委員会・原子力規制庁へ説明します。審査会合はライブ配信もされています。写真は第1199回原子力発電所の新規制基準適合性に関する審査会合の場面です。

出典: 「第1199回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」(原子力規制委員会)
https://www.youtube.com/live/eW5Y-EbKTGA)を加工して作成

若手のうちからプロジェクトの先頭に立ちチャレンジしていける風土がある

若手のうちからプロジェクトの先頭に立ちチャレンジしていける風土がある

若手のうちからプロジェクトの先頭に立ちチャレンジしていける風土がある
再生可能エネルギー部 水力土木チームN・I

入社 / 2021年※所属は取材当時です

入社動機は?

Q1入社動機は?

もともと大学で学んだ環境問題に関する専門知識を活かして、地元に貢献したいと考えていました。カーボンニュートラル実現のために再生可能エネルギーに携わりたいと進めていた就職活動の中で、普段の生活を支えている電気を、低廉な価格で安定供給し続ける技術や地域貢献する北陸電力の姿勢に魅力を感じ、入社を決断しました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

現在、水力発電所における設備の巡視や点検などの設備維持管理にAIやIoTなど新しい技術を導入し、これまで時間がかかっていた作業や危険が伴う作業を効率的かつ安全に遂行するための業務に取り組んでいます。実際に、私が考えたIoT機器を活用した設備保全業務のスマート化による改善が現場に反映され、各事業所に展開されています。このように、北陸電力は新しい技術や取り組みを積極的に取り入れ、活用する中でブラッシュアップしていき革新的な技術へと変換していくような風土があります。もちろん、水力全体の業務に影響するため大きな責任も伴いますが、若手社員のうちから先頭に立って、能動的に考えたことにチャレンジできるのは北陸電力ならではの大きな魅力だと感じています。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

電力自由化やグローバルな社会情勢の影響による電力価格の高騰など激変していく世の中において、私たちも、これまで以上に環境変化に対応し、電力の安定供給に励んでいかなければなりません。そのためには、AIやIoTなどの新技術導入をさらに積極的に行って、さまざまな変化に柔軟に対応していくことが重要だと考えています。また、再生可能エネルギーの発電量増加が望まれる昨今において、そのような新技術を活用し、部門における業務を高度化していくことは既存設備の発電量増加にもつながっていきます。土木技術者としてのスキルアップと、新技術の知見を活かして革新的な変化をもたらせる両輪を兼ね備えた人材へ成長していきたいと思います。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

諸先輩方から連綿と受け継がれる土木技術の向上はもちろん、新しい技術を積極的に取り込めるのが北陸電力の魅力でもあります。みなさんも、わたしたちと一緒にスキルを磨きながら革新的な技術の導入にもチャレンジし、北陸電力に新しい風を吹かせましょう。一緒に働ける日々を楽しみにしています。

One day 私の1日

8:20

出社、ミーティング

チーム内でミーティングを行い、1日の業務内容を確認します。業務の優先順位や重要度を考慮し、やるべきことを明確にしたうえで作業に取り掛かります。

ベンダーとの打ち合わせ
9:30

ベンダーとの打ち合わせ

IoT技術の導入に向けた打合せを行い、業務に必要なことや実務に導入するにあたっての課題点を共有し、現場で有効に活用できる技術の導入を目指します。

13:00

発表資料作成

各事業所の取組み発表する「土木技術研修会」に向けて資料の作成。導入を目指す新技術について、具体的な活用方法や効率化・省力化ポイントを活用事例等で紹介するなど、わかりやすい資料作りを目指します。

14:00

取り纏め資料の作成

主管部として、先日の地震を受け、当社が保有するハイダムの災害時の巡視を行う条件の取り纏め資料を作成。必要な情報を抽出し、表やグラフにまとめます。

取り纏め資料の作成
15:30

上司との打合せ

ベンダーとの打合せや作成した資料をもとに、上司へIoT技術の導入に関する説明を行い、今後の方針や展開について自分の考えや現状の課題を共有。いただいた助言を参考に業務を遂行していきます。

16:00

工事の設計・発注資料の作成

ダム改修工事に関する設計および発注資料の作成。不安な点は先輩や上司に確認しながら、工事施工に必要な作業員や機械を確実に設計に組み込んでいきます。

工事の設計・発注資料の作成
17:20

業務の振り返り、退社

1日の業務や打合せの内容を振り返り、整理します。退社後は、寮の近くの銭湯に行き、広い湯船につかれば、仕事の疲れも忘れられます。