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エネルギー取引部門エネルギー取引部門

エネルギー取引部門エネルギー取引部門

ロシアのウクライナ侵攻や脱炭素化による資源開発投資の減少等の影響により、燃料価格・電力取引価格の高騰や急激な価格変動、燃料安定確保の困難化など、エネルギーを取り巻く環境は大きく変化しています。
このような環境変化の中、エネルギー取引部門では、燃料と電力市場双方の需給動向や価格動向を踏まえた最適な需給計画を策定し、燃料の契約・受入調整、電力取引、実需給運用までを一元的に行うことで、電力の安定供給と利益の最大化の両立に取り組んでいます。
需給計画・運用業務においては、電力と燃料双方の価格動向を見据えつつ、発電所の補修時期や燃料の購入・配船時期を調整のうえ、将来の想定需要に見合う需給計画を策定するとともに、気温や天候等も考慮しながら日々の実需給運用を行っています。
燃料調達業務においては、需給状況や発電所の運転計画に合わせた燃料受入に向け、燃料供給会社・商社・海運会社等の多様な関係先との交渉・調整を行っています。
電力取引業務においては、需給計画をベースに、刻々と変化する電力市場の情報収集・分析を実施し、他事業者との交渉を通じた相対取引や卸電力取引所での市場取引を行っています。

地球視点で捉え安定した燃料取引を牽引していく

地球視点で捉え安定した燃料取引を牽引していく 地球視点で捉え安定した燃料取引を牽引していく

地球視点で捉え安定した燃料取引を牽引していく
エネルギー取引部
石炭・バイオマスチーム
H・W

入社 / 2021年※所属は取材当時です

入社動機は?

Q1入社動機は?

就職活動当初はさまざまな地域での就職を視野に入れていましたが、根底では地元北陸に貢献したいという思いがありました。それと同時に、大学時代の海外留学経験から、グローバルスケールでビジネスができる業界・業種に魅力を感じていました。エネルギー取引部門のインターンシップに参加し、自分の大切にしたい軸とマッチする点が多くあったため、北陸電力への入社を志しました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

安定的かつ経済的な電力供給を実現するためには、適切な燃料確保が不可欠です。私は、石炭の契約業務や石炭船の配船業務を担当し、発電所との受け入れ調整や商社・船会社との交渉を担っています。この業務の魅力は、単に資源を調達するだけでなく、会社全体の収支に大きな影響を与える点にあります。わずかな価格差が年間で数億円相当のコスト差になることもあります。そのため実際に発電所の立場に立ちつつ、同時に会社全体の利益を最大化できるよう最適な選択を考え抜く必要があります。近年の社会的要請を踏まえ、経済性と環境性の両立を目指すことも、私たちの重要な任務の一つとなっています。

このようなエネルギー取引の業務では電力やエネルギーはもちろん、政治経済社会に関わる国際的な視野を持たなくてはなりません。各国の政策動向や地政学的リスク、気候変動の影響なども考慮しながら市場動向を分析し、最適な調達戦略を立てていくことは、非常にやりがいがあり、日々新たな発見がある仕事だと感じています。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

多様なエネルギーに関する知識を深め、燃料調達のプロフェッショナルとして信頼される存在を目指していきたいです。契機となったのは、インドネシアへの海外出張でした。炭鉱視察を通して石炭の採掘から出荷までのプロセスを実際に見学し、売主の方々と直接対話できたことで、燃料調達の意義を改めて意識するとともに、安定調達への責任を実感しました。将来的には、持続可能なエネルギー供給の実現に向け、水素やアンモニア等の次世代クリーンエネルギーに関連する業務にも携わりたいと考えています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

燃料調達をはじめ、当社で担える業務はすべて電力の安定供給に直結する重要な仕事です。若手ながら責任ある仕事を任せていただき、日々試行錯誤しながらも、自分の仕事が北陸地域を支えているという実感を持って取り組むことができています。地域の未来のために、一緒にチャレンジできる新しい仲間をお待ちしています。

One day 私の1日

8:40

出社、情報収集

メールチェックから1日が始まります。各所との連絡を終えた後、新聞や石炭関連情報誌をチェックし、業界動向や時事関連のニュースを把握します。

出社、情報収集
10:00

取引先との面談

石炭の取引先と面談を実施。世界各国に複数の取引先が存在する中、最適な条件を探り、燃料調達について交渉を行います。

13:00

配船調整業務

石炭燃料を輸送するための船舶を手配します。発電所、海運会社、商社と調整を行い、スケジュールに則った円滑なエネルギー調達へ万全を期します。

配船調整業務
16:00

配船会議

燃料の輸送計画に関する打ち合わせを実施。火力発電所の石炭在庫を念頭に、天候や設備トラブル、港湾事情など日々変わる情勢を見据え、柔軟な配船計画を策定します。

17:20

資料作成、退社

配船会議の方向性を受けて、社内外の関係各所に連携する情報の整理・資料の作成を行います。スピーディーな対応が求められるため、効率的な作業を心がけています。

資料作成、退社
多分野で未来に挑んでいく、そのたしかな基盤をつくっていく

多分野で未来に挑んでいく、そのたしかな基盤をつくっていく

多分野で未来に挑んでいく、そのたしかな基盤をつくっていく
電力取引部 需給計画チームY・N

入社 / 2013年※所属は取材当時です

入社動機は?

Q1入社動機は?

就職活動をはじめたばかりの頃、東日本大震災が発生しました。電力不足や計画停電についてニュースなどで目にし、電気が当たり前のものでなくなる状況に強い衝撃を受けたのを覚えています。当時は、どのように電気がつくられ送り届けられるのかを知らず、その価値について当たり前すぎて考えもしませんでした。その経験を通して社会インフラを担う電力会社に興味を持ち、電力業界の成立や近年の歩みを理解するうちに、生まれ育った北陸地域に貢献したいとの思いを強く抱き北陸電力を就職先に選びました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

地域の人々の生活を支えることは電力会社にとって至上命題ですが、それとともに大切なのは、地域を牽引していく存在としての北陸電力を形づくっていくこと。電力システム改革をチャンスととらえ、北陸電力は電力・非電力分野の多様な領域で挑んでいこうとしています。その基盤を構築し、新たな価値づくりを支えていく取組みの一つが電力取引です。これは需要に対して供給量が多くなった電気を同業他社や卸電力市場へ販売し、当社の利益確保につなげる役割を担うもの。私の仕事は、発電所の保修時期や燃料の配船時期を他部門と調整したうえで、卸電力取引を最大限活用した需給計画を策定することです。電気の安定供給を大前提に、自社供給力と他社相対取引・市場取引を最適に組み合わせ、利益最大化を目指します。需要推移をはじめ発電所の運転状況、卸電力市場の価格動向を見据え、総合的かつ長期的な視点のもと、未来における北陸電力の挑戦を支えていけるよう取り組んでいます。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

歩んできたキャリアの大半は電力取引に関する業務です。たとえば、需給運用・取引センターの新規立ち上げ、それに伴う組織体制・システム構築など、業務プロセスを改善する重要な役割を年次の浅いうちから担うことができました。これまでの経験を活かして電力取引のプロフェッショナルを目指し、北陸電力が今後飛躍していく土台づくりをさらに進めるのが私の目標です。将来的には、知識や経験を周囲のメンバーへ伝え、後輩への指導を通じた組織全体のレベルアップに取り組みたいと考えています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

電力システム改革が進む現在、入社時には存在していなかった部署や業務が次々と生まれています。国内外の動向に合わせてこれからも変わり続けていくのが電力業界であり、若手から活躍できる環境が北陸電力にはあります。変化の先をつくっていきたい人は、ぜひ当社に。そして、新たな仕事に自ら手を挙げて挑戦してみてください。

One day 私の1日

8:40

出社、需給状況・市況確認

刻々と変化する電力動向を把握するために、日々の需給状況、燃料市場状況の確認は欠かせません。この他にも翌日の電気を取引するスポット市場の取引結果など把握すべき情報は多々あります。

出社、需給状況・市況確認
10:00

需給計画検討

今後1〜3年をターゲットとした需給計画の検討を進めます。直近の自社・他社の需給状況や市場動向を踏まえ、構築した計画案に適宜見直しをかけていきます。

13:00

WEB会議

他電力会社や金融機関、ときには海外現地企業などの取引先とWEB会議を実施。電力取引市況やお互いのニーズのすり合わせなど意見交換を行います。

15:00

デリバティブ取引活用方法検討

将来の卸電力市場における価格変動リスク回避のために、電力デリバティブ取引の活用について検討。社内体制の整備を行い、収益基盤強化に向けた取組みを進めています。

WEB会議
16:00

退社、子どもたちとの時間へ

勤務時間を調整できるフレックスタイム制度を活用し、この日は早めに帰宅しました。子どもたちと一緒にお風呂に入ることで、心も身体もリフレッシュできます。

退社、子どもたちとの時間へ