ロシアのウクライナ侵攻や脱炭素化による資源開発投資の減少等の影響により、燃料価格・電力取引価格の高騰や急激な価格変動、燃料安定確保の困難化など、エネルギーを取り巻く環境は大きく変化しています。
このような環境変化の中、エネルギー取引部門では、燃料と電力市場双方の需給動向や価格動向を踏まえた最適な需給計画を策定し、燃料の契約・受入調整、電力取引、実需給運用までを一元的に行うことで、電力の安定供給と利益の最大化の両立に取り組んでいます。
需給計画・運用業務においては、電力と燃料双方の価格動向を見据えつつ、発電所の補修時期や燃料の購入・配船時期を調整のうえ、将来の想定需要に見合う需給計画を策定するとともに、気温や天候等も考慮しながら日々の実需給運用を行っています。
燃料調達業務においては、需給状況や発電所の運転計画に合わせた燃料受入に向け、燃料供給会社・商社・海運会社等の多様な関係先との交渉・調整を行っています。
電力取引業務においては、需給計画をベースに、刻々と変化する電力市場の情報収集・分析を実施し、他事業者との交渉を通じた相対取引や卸電力取引所での市場取引を行っています。