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配電部門配電部門

配電部門配電部門

    送配電会社は、発電所で発電された電気を、送電線を通じて消費地近くの変電所に送り、さらに変電所から配電線を通じて工場やご家庭へと届けています。
    配電部門は、変電所から各ご家庭までを結ぶ配電線を維持管理し、24時間365日の安定供給を実現させる役割を担っており、配電設備を保守メンテナンスする保守業務、配電設備を建設する設計業務、配電設備の新設・更新を計画する計画業務、配電系統を運用する系統業務などの業務を担当しています。
    万が一停電が発生した場合には、現場にいち早く駆けつけて復旧することも重要な業務です。「お客さまに1分1秒でも早く電気をお届けする」という社会的使命を全うするために、日頃の業務や訓練を通じて一人ひとりが使命感を持ち現場技術力に磨きをかけています。
    また、配電線の安定供給と運用・管理の最適化を目指して、最新技術である「スマートメーター」、「ドローン」、「AI、IoT機器」の活用、「配電系統の自動化・高度化」の推進、「配電工事用ロボット」の導入などに積極的に取り組んでいます。
    配電部門は、お客さまに最も近い技術者集団であり、当社の顔としての役割も担っています。電気に関する知識や技術の習得はもちろんのこと、お客さまとのコミュニケーション能力を醸成・育成させることで、お客さまからの信頼を得ながら、北陸地域を支え続けています。

電力供給のフロントラインで、いつなんどきでも、電気を送り届けていく

建築物のあり方を問い直し、何十年と稼働し続ける施設を北陸の地に建築物のあり方を問い直し、何十年と稼働し続ける施設を北陸の地に

建築物のあり方を問い直し、何十年と稼働し続ける施設を北陸の地に
配電部 業務運営チーム森 成人

入社 / 2005年

歩んできたキャリアは?

Q1歩んできたキャリアは?

学生時代に電力系統を学んでおり、就職活動時には北陸電力社員の人柄の良さや地域を想う姿勢に魅力を感じ入社。その後は配電設備の巡視やメンテナンスなどの保守業務、架空電線工事設計業務、配電設備の工事計画策定や予算管理などの計画業務を担ってきました。そして近年、注力したのが発送電分離となった電力システム改革。北陸に暮らす人々の暮らしをこれまでと変わらず支えていくとの思いで、北陸電力の方針策定などの対応に取り組み、出向先の電気事業連合会では国や関係機関との調整を行ってきました。

現在の仕事、プロとして意識していることは?

Q2現在の仕事、
プロとして意識していることは?

北陸は冬季の雪をはじめ厳しい天候となる日も多く、電気トラブルが起こることもしばしば。しかし、電気は生きていくために欠かせないライフラインであり、地域の方々へ最も近い場所で電気を届けるという使命を担う配電部門はいつ何時でも電力供給を滞らせてはいけず、それはたとえ災害時でも例外ではありません。私が現在担っているのは配電運営業務全般、非常災害時対応などです。災害発生の際には情報を即時に集約し、各地域の電力と連携のもと指揮を執るためにも、迅速に対応できるような体制を平時から構築しておくことが大切です。全国的に災害は激甚化の方向にあり、いまだかつて経験したことのない非常災害が北陸に起きないとは限りません。その思いを胸に、常日頃から気持ちを引き締め、なにがあっても対応できる準備を進めていきたいと考えています。

これから挑みたいことは?

Q3これから挑みたいことは?

電力業界は一見成熟した産業に見られがちですが、太陽光をはじめとした再生可能エネルギー普及、電気自動車の導入、電力システム改革、新制度の導入など、大きな変化を迎えています。電力供給のフロントラインに立つ配電部門は、災害や事故の対応に加え、これからの変化を見据えた新たな配電系統運用が望まれるなど多くの課題に直面しています。課題解決へ、今までの手法や固定観念にとらわれることなく、業界の内外から生まれてくる新技術をブレイクスルーとして取り込んでいく必要もあると思います。どのように活用していくか知恵を絞り、柔軟かつ変化を恐れない姿勢を持って、挑戦を続けていきたいと考えています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

電気を安定供給していくのはもちろん、私たちならではの新たな価値を生み出していくことがこれからの送配電業務に求められると思います。当社は電力供給を行っている規模が比較的小さい会社ですが、それだからこそ新たな課題へ柔軟に対応していくことが可能だと考えています。直面する課題にひるまず、進化を続け、北陸地域を発展させていくとの熱い思いを持ち、ともに挑んでいきましょう。そんなみなさんを心からお待ちしています。

Scenes 仕事風景

災害発生時に備えた体制構築

災害発生時に備えた体制構築

いつ起きるとも限らない大規模災害に備え、社内体制を構築しておくため、配電部門のみならず部門をまたいだ調整を行っていきます。停電の早期復旧に向け連携を密にしていきます。

緊急対応

緊急対応

台風や地震等の災害が発生した際には、全体情報を速やかに集約し、状況の早期把握を実施。安定供給へ的確な対応方針を定め、事業所間応援や電力間応援の必要性を判断し、調整・手配を進めていきます

定期的な非常災害対応訓練

定期的な非常災害対応訓練

全社防災訓練のシナリオを作成し、実動訓練を計画します。災害発生時の指揮命令系統や役割分担を確認し、迅速なアクションを取れるよう定期的な訓練を実施しています。

新制度の検討

新制度への検討

配電事業者ライセンスや託送料金制度改革など配電部門に関連する新制度への対応を検討。最適な施策となるよう進めています。

お客さまに最も近い場所で、自ら成長し、専門性を発揮していく

お客さまに最も近い場所で、自ら成長し、専門性を発揮していくお客さまに最も近い場所で、自ら成長し、専門性を発揮していく

お客さまに最も近い場所で、自ら成長し、専門性を発揮していく
富山支社 富山配電部 サービス課髙橋 佳奈子

入社 / 2015年

入社動機は?

Q1入社動機は?

電力会社を志すきっかけとなったのは、首都圏の大学在学中に経験した東日本大震災、その場で経験した計画停電でした。電気の存在が当たり前と思っていた最中、たった数時間の停電でも心細さを感じるほどで、ライフインフラが維持されているありがたみをはじめて実感しました。就職活動を行う中で、安定供給の使命感を語る北陸電力社員の姿を見て、ここで働きたいという思いを強くしました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

電力供給へ設備検討、現場設計、用地交渉、施工監理、保守などを行う配電部門にて、送電時の検査を担っています。大規模な工場・商業施設などの高圧のお客さまへの送電において、不良設備の存在を見落とした場合は、波及停電を起こしてしまう可能性もあるため、入念な確認が欠かせません。電気の届け方や周辺への影響を考えながら作業を計画していきます。昨今では電気設備のあり方が多岐にわたっており、配電設備のみならずお客さま設備の知識や規程の理解が大切だと実感しています。お客さまが長期にわたり安心して電気を使用していただける設備の構築に自らも参画できることが配電の面白みだと感じています。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

お客さまや工事施工者と応対する際、先輩社員が持つ知識の幅広さや現場で培ってきた経験値に驚くことが多々あります。まだまだ対応してきた数が少なく、先輩社員の域には達していませんが、今後、主担当として円滑に案件を進め、お客さまに信頼されるようになっていきたい。そして、配電業務の中で得意とする分野をつくり、一人の技術者、一人のプロフェッショナルとして専門性を発揮できるよう自分を磨いていきたいと考えています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

電力業界を取り巻く環境は大きく変化しており、それ自体を不安に思う方もいるかもしれません。しかし、北陸電力がこれまで脈々と受け継ぎ実行してきた、ライフラインを守っていく姿勢が変わることはありません。成長を後押ししてくれる先輩社員とともに、大きな使命を持って挑んでいける環境があります。

One day 私の1日

8:40

出社、スケジュール確認

出社後、1日のスケジュールを把握することからはじめます。現場出向が多いため、予定を把握・調整し、効率的に業務を行うことが大切です。

9:30

高圧のお客さまの送電立ち会い

主任技術者とともに当社設備工事後の検査立ち会いへ。波及停電事故を引き起こさないよう細心の注意を払い、設備を入念に確認していきます。

審査会合出席
11:00

蓄電池の連系立ち会い

近年増加しているのが固定価格買取制度終了や停電時対策として蓄電池を導入されるお客さま。蓄電池稼働時の立ち会いを行い、設備の正常な運転開始を確認します。

13:00

竣工検査・調査

設備を新設されるお客さまを訪問。不良がなく電気を安全使用できるか、内線規程に適合しているか調査し、改善箇所があれば報告を行います。

審査資料作成
16:00

施工者手配

電気の使用・廃止・容量変更などの応需申込み対応を行い、工事を担う施工者を手配します。作業抜け漏れがないか確認します。

17:20

退社

明日のスケジュールを確認し、退社します。なるべく定時で帰れるようにしています。

退社し、子どもとの時間