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再発防止対策

信頼性向上への取組み

第10回再発防止対策検証委員会

議事概要

1.日 時  平成21年10月21日(水)13:00〜15:10
           ※別途志賀原子力発電所等の視察あり(9:30〜12:00)
         
2.場 所  能登ロイヤルホテル サフランの間(石川県羽咋郡志賀町)

3.出席者
【委員】児嶋委員長、石田副委員長、大橋委員、梶委員、小泉委員、澁谷委員、高田委員、中島委員(計8名、50音順)                                                                                  
【会社】永原社長、久和副社長、松長副社長、荒井常務、宮崎品質管理部長、金井原子力部長(計6名)

4.議事概要

【委員長あいさつ・新委員紹介】

○今回が第10回で、H21年度としては最初の委員会である。当初(H19年度)に比べると定常状態になってきたが、こういうときに気の緩みや意識の風化が起こるもの。
そうならないようにコンプライアンス意識をはじめ、隠さない風土と安全文化の定着が図られているかを検証していく。
○新委員の小泉勝氏(志賀町長)を紹介。

【発電設備に関する再発防止対策の実施状況について】

○会社から資料3にもとづき、再発防止対策の日常業務化の推進、効果の継続的確認、H21年度再発防止対策の実施状況を説明。
○委員からは、「隠さない風土については着実に定着している」と評価する一方、「安全文化については、ヒューマンエラーが連続して発生したことを真摯に受け止め、北陸電力と協力会社とが一体となった徹底した取り組みを要望する」等の意見があった。
○次回の開催については年度末を予定しており、進捗状況を確認し年度総括を行う。今後も北陸電力の取り組みを継続的に検証していく。

<主な意見>
◆最近のトラブル対応の状況

・「隠さない風土」が定着していることは高く評価するが、トラブルが続いたため、住民が不安になっている面もある。ヒューマンエラーは防ぎきれるものではないが、地道な努力の積み重ねが必要。
・協力会社とはしっかり取り組んでいるということをもっと説明するとともに、協力会社に対する教育・管理の徹底を図ってほしい。
・問題発生直後は緊張して対応するが、365日緊張状態を保つのは容易ではない。協力会社の作業員も最初は緊張感を持っているだろうが、人も入れ替わるため、持続するのがむずかしい。そんな中で、何をするのが有効か考えることが大事。
・「隠さない」が徹底していることは結構だが、安全文化に関しては、下請け・孫請けに至るまで北電の意識改革の取り組みが伝わっていないと感じる。トラブルが続いたことに危機感を持ってもらいたい。
・協力会社に対しては、責任感をひしひしと感じるような厳しい対応も必要。
・対外的な関係においてナーバスになり過ぎて萎縮しないように。再発防止対策は今回のトラブルにも有効であり、継続して取り組んでほしい。原子力安全は別の面で確保されており、単純作業をする人など各立場に応じて、重要性・安全性の周知徹底・意思統一を図るべき。裕度・寛容性を持つことも大事。
・安心という点では、発電所視察の際に、所内に女性を見かけなかったため、心配なことがあるのかと思ってしまった。

 [各委員の意見を総じて]
・安全文化に関し、北電と協力会社の間に共通の認識が持てるよう努力してもらいたい。
・原子力の安全性に影響ないとはいえ、トラブルが続き、住民に不安を与えたことは反省すべき。安心を深める努力をしてほしい。

◆効果の継続的確認

・意識調査の数値が2年間で向上しているのは当然。なぜ100%にならないかも考える必要がある。
・アンケートは100%・満点を目指して努力すべきだが、反対意見があることは大事。かえって信憑性もある。
・p25の「まとめと今後の取り組み」については、記載の通りグループ会社を含めて着実に進めてほしい。

◆全体を通して(今後の取り組みに対する意見等)

・今後とも上期の実施状況を踏まえ、前年同様、各取り組みの100%目標達成を期されたい。また、最近のトラブルに鑑み、ヒューマンエラー防止に向け、協力会社と一体的な意識改革・仕組みの改善に当たってほしい。
・これからは発電所で働く女性が増えることを望みたい。
・現場の方々が萎縮しているのではと心配だったが、現地視察してみて、意外と明るい雰囲気だったのでよかった。規律正しく、挨拶もしっかりしていた。
・県民・町民から安心され信頼を得るための地道な努力を、北陸電力・協力会社とも続けてほしい。

<委員長まとめ>
・「隠さない風土」は着実に定着している。
・一方、「安全文化」については、今回の一連のトラブルは原子力の安全の本質に関わるものではないが、ヒューマンエラーが連続して発生したことを真摯に受け止め、今後、協力会社と一体となった徹底した取り組みを要望する。

5.配布資料
    資料1.議事次第
    資料2.委員名簿
    資料3.発電設備に関する再発防止対策の実施状況について


委員会の模様
左から児嶋委員長、石田副委員長


委員会の模様
左から小泉委員、梶委員、大橋委員


委員会の模様
左から澁谷委員、高田委員、中島委員


 視察(午前)
原子力技術研修センター

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