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一刻も早く復旧するために、常に「使命感」を持ち本番さながらに臨む訓練。脈々と受け継がれる配電マンの“DNA”。MOVIEを見る

管轄する地域の多くが山間地である奥越営業所(福井県大野市)。冬季は雪が多く、積雪が3メートルを超える場所もある。配電課ではお客さまに電気を安定して届けるため、雪害による停電を未然に防ぎ、停電が起きても早期に復旧できるように、本番さながらの緊張感で雪中訓練を行っている。

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 冬の奥越地域は一面の銀世界に包まれる。北陸特有の水分を多く含んだ重たい雪の影響で、樹木の枝が折れ曲がり、場合によっては幹から折れることもある。これらが電線に接触すると停電の原因となる。また、配電設備への着雪による停電事故など、豪雪地帯ならではの注意が必要だ。こうした停電の発生を未然に防ぐため、冬期は日々の巡視を強化しており、ときにはひざまで埋もれるほどの雪の中を半日かけて歩いて巡視する。雪の重みで電線に触れる恐れのある樹木があれば、所有者の許可を得て伐採し、配電設備に積もった雪を取り払うなど雪害対策に余念がない。

 それでも予想以上の降雪などで万が一停電が起きた場合は、一刻も早く復旧する必要があり、昼夜を問わず安全に迅速な作業が求められる。そのための知識・技術・スピードを身につけるため、雪中訓練を重ねている。
 電柱に昇って行う配電線の復旧作業では、電柱に取り付けられた足場ボルトが凍って滑りやすく、バランスを崩して充電部に触れて感電する恐れがある。また、電柱の上では風を遮るものがなく、肌を刺すような冷たい風が容赦なく全身に吹きつけ、金属製のボルトやアームは冷え切っており、手袋をしていても手がかじかんで思うような作業が困難になることもある。さらに山間部の天候は変わりやすく、作業中に吹雪となれば視界が一気に悪くなる。
 こうした厳しい状況であっても、安全に迅速に作業するために、本番を想定した雪の中での昇柱訓練を行っている。

スノーシューを履いての雪中歩行訓練。車両が入れない現場の巡視では半日近く歩くこともある

 訓練では「一動作、一確認」を大切にし、一歩一歩、一作業ごとに丁寧に行っているという。この日の気温は、マイナス4℃。電柱の上で白い息を吐きながら真剣に取り組む若手・中堅社員をベテラン社員が厳しいまなざしで指導する。彼らの声が雪山にこだまし、雪をも溶かしそうな訓練の熱気が伝わってくる。他にも、雪による倒木を取り除くためのチェーンソーを使った伐採訓練や、積雪で車が通れない現場まで工具をソリに乗せて運ぶ、雪中歩行訓練なども行う。道なき道を進む時、彼らの脳裏に浮かぶのはいつもお客さまの顔だ。

雪の重みで電線に接触する可能性のある枝を予め伐採する

 「本当の復旧作業では寒いなどと言っていられない。常に本番を想定して訓練に取り組む」と語るのは、これまで多くの現場を経験してきた入社15年目の中堅社員。さらなる技能向上のためベテラン社員から技術指導を受けながら、後輩たちにアドバイスも行う技術継承の重要なポジションだ。

凍結して滑りやすい箇所もあるため、一歩一歩慎重に昇る

 停電時には、1秒でも早い復旧がお客さまの安心につながり、そのためには厳しい状況の中でも安全に迅速な作業が必要だと強く感じている。だからこそ、訓練においても『電気を安定してお届けする』という強い「使命感」をもって、本番さながらに臨むことの大切さを後輩にも伝えているという。
 巡視などの業務中にもお客さまからよく声をかけられることがあり、配電課一人ひとりが地域の方々とのつながりを肌身で感じている。こうした深いつながりがあるからこそ、豪雪地帯で電気の安定供給に取り組む配電マンの“DNA”が脈々と受け継がれるのかもしれない。

ベテラン社員から、安全かつ迅速な作業のための厳しい指示が飛ぶ

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