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圧迫感のある、薄暗く、静まり返った中での点検作業。賑やかな街の下で支える 配電マン・配電ウーマンの信念。MOVIEを見る

歴史と伝統文化を色濃く残し、それらを活かしたまちづくりを積極的に進めている金沢市。地上だけでなく、地下に電線を埋めて送電している地区もある。たくさんの人で賑わう観光地や繁華街のある金沢市を中心に、電気をお届けするのが石川支店営業部配電サービス課である。

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 電線が地面の下を通っている区域でも、基本的な電気の流れは地上と同じ。変電所を中心にさまざまな地域に電気が届けられる。通常は、管で保護した電線を直接地面の中に布設しているが、多くの電線を布設・管理するために、人が入って作業ができるほどの広い通路があり、それを「洞道」(とうどう)という。金沢市の中心市街地の地下には大規模な洞道がいくつか布設され、賑やかな街をその下で静かに支えている。

 洞道に一歩足を踏み入れると、先ほどまでの地上の喧騒が嘘のように、ひっそりとした静寂に包まれている。まるでケーブルを流れる電気の鼓動が聞こえるかのような静けさである。この洞道の定期的な点検は、夏と冬の年2回。地下にある電線は、厚みのある絶縁体で覆われたケーブルで耐久性も高く、風雨による天候の影響も受けないため劣化しにくい。

ケーブルだけでなく、洞道自体にも亀裂や水漏れがないか入念に確認

 しかし、地下は普段空気の循環が少なく、湿気がこもりやすい。小さくてもケーブルに傷があると、その影響で内部の電線が損傷する恐れがある。そのため、延々と続くケーブルを暗がりの中、懐中電灯で照らしながら、傷がないか丁寧に目視点検していく。また、ケーブルが損傷するのを未然に防ぐため、ケーブルを支える金属やガイシ部分が破損していないか、入念に確認する。他にも、洞道の壁面に亀裂や水漏れがないか、排水装置は正常に作動しているかなど、損傷の原因になるような部分を入念に点検する。約2kmの洞道で80にものぼる項目を点検するには、数時間を要する。薄暗く、静まり返った洞道に、指差呼称の声が響き渡る。

ケーブルだけでなくガイシ等に損傷がないか入念に点検

 洞道での点検でもう一つ重要なことは「酸素濃度」だという。地下の閉鎖された空間のため、強制的に換気しながら、作業前と作業中は酸素濃度を測らなければならない。地上の酸素濃度は20%ほどだが、地下では18%を下回っていないか随時測定し、作業員が安全な状態で作業できるよう徹底している。危険を伴う、暗く閉鎖的な空間で作業する圧迫感と、湿度や埃。こうした厳しい環境の中でも、常に気を抜かないよう集中力を保ちながら作業を行う。

換気設備は充分に整っているが、随時酸素濃度の測定を行い、安全を確認

 電気をお届けする最前線で働く配電マン・配電ウーマンは、お客さまと直に接する機会も多い。災害などによる突然の停電で、お客さまが不安に感じたり、困ったりすることを最も知っている。だからこそ一刻も早く復旧したいという思いが強い。そして現場で電気が灯ったとき、お客さまの安心した表情がなによりも配電マン・配電ウーマンの熱き心を満たしていく。

洞道は平たんではなく段差があり、急勾配の階段を上り下りする

 「いつも当たり前に電気があることが一番大切。停電させないように設備を守らなければならないという責任を強く感じる」という。賑やかな金沢の街を配電マン・配電ウーマンたちの「絶対に電気を止めない」という強い信念が支えていた。

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