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厳しい環境での巡視点検。緊張感を持ち集中力を保ちながら、わずかな変化も絶対に見逃さない。MOVIEを見る

石油と石炭を燃料とする富山新港火力発電所。
全4基を合わせた総出力は150万kWと、北陸電力管内で最大出力の火力発電所である。

 内部の温度が1300℃以上になるボイラー。約560℃の蒸気で回転するタービン。電気の需要が多くなる夏場は、全4基がフル稼働し、建屋内の室温は50℃まで上がる。その中を24時間体制で監視し、1日6回巡視点検を行うのが発電環境課の業務だ。タービン各部の圧力、温度に異常がないか計器を確認。次にタービンの回転に異常がないか聴診棒を使って内部の音を聴いて確認する。

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聴診棒を使い、タービン内部の音を聞く

 建屋内は会話が聞こえないほど大きな機械音が響きわたるが、聴診棒を使うことで内部の音を鮮明に聴き取ることができる。したたり落ちる汗を気にも留めず、伝わってくる音に全神経を傾ける。「回転する機器は、軸受部分の潤滑油が減ると、すりきれたような音になる」。かすかな変化も、絶対に見逃さない。その信念を抱きながら、巡視点検に取り組んでいる。

 太い配管をくぐり抜けながら、配管やバルブなどから蒸気が漏れていないか確認する。通常、蒸気は目に見えるが、ここでは目に見えないわずかな蒸気が漏れていないか調べるため、リークチェッカーを使う。ステンレス製のこの器具は、目に見えない蒸気でも曇るため、漏れている箇所を特定することができる。

1300℃以上になるボイラー内部

蒸気が漏れていないかリークチェッカーで確認

 長年にわたって現場での経験を積んできた社員は、機器に触れたり音を聴いたりするだけで、いつもとの違いに気づき、すばやく異常を見つけることができるという。わずかな変化に気づくには、「経験」と「感性」が必要なのだ。技術継承を図るため、若い社員は先輩社員に同行しながらわずかな違いを「経験」し、トラブルの兆候を感知する「感性」を養うのである。

 薄暗く、熱気がこもる厳しい作業環境の中、1時間半かけて行う巡視点検でもっとも重要なのは緊張感と集中力を持続させることだと言う。「トラブルには、必ず兆候がある。僕たちは、どんな環境下であれそのわずかな変化に気づき、トラブルを未然に防いでいかなければならない」。
 その言葉の裏には、火力発電が電力供給の主力として、安定した電気を届けたい、という強い使命感が込められていた。

緊張感や集中力を保ちながらの確認作業

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