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安全対策に終わりはない。原子力発電所で働く者の訓練を重ねるごとに深まる安全への執着と覚悟。MOVIEを見る

志賀原子力発電所は、福島第一原子力発電所の事故を受け、津波等に対する「安全強化策」を完了し、現在、新規制基準をクリアするとともに志賀原子力発電所の安全性をより一層高める「安全性向上施策」に継続的に取り組んでいる。

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 現在の志賀原子力発電所の業務は、大きく3つある。安全対策に係る工事の設計・監理、日常の点検業務、そして緊急時対応 能力の向上や人材育成、リスク管理の徹底などソフト面における訓練だ。
 志賀原子力発電所は運転はしていないが、すべての機器を止めているのではない。原子炉を常に冷却させておくポンプやモーター等の電気設備は作動しているため、日々点検・保修が必要なのだ。そして訓練は、各チームごとに行うものや国・県・市が合同で行う総合訓練などがあり、これまでの訓練は累計2,007回(H23年度以降H27.12末まで)にも及ぶ。

 うなる様な轟音とともに黒煙が立ち上る。大容量電源車の始動スイッチが押されたのだ。発電機電力計測のメモリが徐々にカウントされ、電気が作られていく。チームに安堵の表情はなく、その場には緊迫感だけが張りつめる。
 この日は地元の自治体と連携を取りながら行う原子力防災訓練。大容量電源車の始動訓練は、電気保修課が担う。大容量電源車は津波等で非常用ディーゼル発電機が使用できなくなった際でも、発電所の監視や原子炉を冷却するための電源を確保するためのものだ。普段は使用しないため、いかに万が一の場合にも、1秒でも早くスムーズに始動できるよう、訓練はとても重要になる。

外部電源に加え、非常用ディーゼル発電機からの電源が無くなった場合に備え、非常用の大容量電源車2台を常駐

 発電するには、始動スイッチを押すだけではない。そこに至るまでには数多くの手順を踏む必要がある。まず、燃料ホースを軽油タンクから布設。次に、発電した電気を発電所内に送るための電源ケーブルがつながっているか確認。こうした下準備を万全にし、電源車の制御盤の状態を確認してはじめて始動操作にはいる。一連の作業には、A4用紙で約5cm程の厚みになるほどの手順書がある。

迅速で確実な作業が求められる。1分1秒も無駄にできない。

 「単純に手順に従う訓練だと、流れ作業になりがちだが、手順の意味や機器の役割など解説をいれることで、一つひとつの手順を意識しながらできるし、身のつき方も早い」とリーダーは繰り返し行われる訓練でも、チームの気が緩まないよう取り組み方に工夫を凝らす。また、訓練を重ねることで気づくこともある。例えば、何本もある燃料ホースを接続し間違えないよう、接続口に色をつけ、見た瞬間に同じ色同士をつなげられるよう改良した。また、これまで軽油タンクの配管にはボルトでつないでいたが、消火栓のようにワンタッチでつなげる形状にすることで30分も作業が早くなった。

あらゆる状況を想定するため、夜間にも訓練を行う

 チーム一人ひとりが、災害時にいち早く確実に作業を行い、実践を想定しながら訓練する中で、こうした改善点が生まれ、手順書に反映されていく。「手順書は常に生まれ変わる」。手順ありきの訓練ではない。
 訓練があってこその、手順なのだ。

 志賀原子力発電所がある中能登は、地域とのつながりがとても深い。「北電のあんちゃん」として親しまれ、声をかけられることも多いという。「原子力は大丈夫なんか?」と言われ、胸を張って「大丈夫です!」と応えるために、日々の点検や訓練の積み重ねを一瞬も怠らない。安全対策に終わりはない。
 自分たちが「北陸電力の顔」であること、そして志賀原子力発電所で働く者として、地域の人たちの安心を絶対に守っていく、という覚悟が感じられた。

志賀原子力発電所で働く協力会社も含めた全作業員が一丸となって安全への意識を高めるために結成された「TEAM SHIKA」

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