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6 カーボンニュートラルへの挑戦

風力発電
グループ会社の日本海発電㈱が,福浦風力発電所(2008年),三国風力発電所(2017年)の運転を開始。2022年3月には,㈱商船三井,東邦ガス㈱とともに台湾の「フォルモサ1洋上風力発電事業」に参画。2023年9月には,㈱ウェンティ・ジャパン,JFEエンジニアリング㈱とともに富山県入善町において北陸地域初となる洋上風力発電所の運転を開始しました。

太陽光発電
低炭素社会の実現と北陸地域における太陽光発電普及をリードするため,2009年から次の4か所のメガソーラー発電所の建設に取り組みました。
志賀太陽光発電所(2011年3月運転開始),富山太陽光発電所(2011年4月運転開始),三国太陽光発電所(2012年9月運転開始),珠洲太陽光発電所(2012年10月運転開始)

水力発電所の新規開発・
リパワリング
水力発電所の新規開発,既存水力発電所の設備改修・設備余力の活用,増取水による発電電力量の増加(2027年度までに31箇所[2018年度対比])を進めています。
2025年5月に,およそ10年ぶりの新規水力発電所となる鶴来古町発電所(石川県白山市)が運転を開始しました。また,お客さまとのオフサイトPPAを前提とした新規水力発電所の花立発電所(石川県小松市)の開発計画(2030年頃運転開始)を進めています。


火力電源の低炭素化
木質バイオマス混焼発電
2007年に敦賀火力発電所2号機で,2010年に七尾大田火力発電所2号機で発電所近郊の製材所などから発生する樹皮や木くずを石炭と混焼し発電する木質バイオマスの混焼発電を開始しました。その後,更なる低炭素化に向け,敦賀火力発電所2号機(2024年12月),七尾大田火力発電所2号機(2025年4月)において木質バイオマスの混焼比率を15%まで拡大しています。これにより年間約100万トンのCO2を削減することができます。

富山新港火力発電所LNG2号機の新規建設
火力電源の更なる低炭素化に向け,高経年化が進む富山新港火力発電所石炭2号機および休止中の1号機(石油)を廃止し,これらと比べCO2排出量が少ない,富山新港火力発電所LNG2号機の建設(2033年運転開始予定)を進めています。出力約60万kWの火力発電所を石炭からLNGに置き換えた場合,年間約200万トン(試算値)のCO2削減につながります。なお,富山新港火力発電所LNG2号機は将来的にゼロエミッション燃料へ転換が可能な水素Ready GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)設備を採用します。
