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5 安定供給を守る日々の努力

電気をつくる
火力部門では,石油,石炭,LNGを燃料とした各火力発電所の安全・安定運転に向け,日常の設備の巡視・点検で不具合の早期発見に努め,異常が発見されれば直ちに補修作業を行っています。また,クリーン燃料,CO2回収などの新技術の可能性調査を行うなど,カーボンニュートラル実現に向けた取組みも進めています。

再生可能エネルギー部門は,水力・太陽光・風力発電所の運営・管理を行っています。自然相手の設備事故トラブルを未然に防ぐため,多種多様な専門知識を持った社員がそれぞれの知見を活かしながら,日々の巡視や点検・保守業務に当たっています。なかでも,水力発電では,最新のAI技術などを用いて設備の最適運用に取り組んでいます。

電気を送る・届ける
北陸電力送配電の使命はお客さまに安定して電気をお届けすることです。
電力流通部門では,発電所で発電された電気を送電線を使って消費地近くの変電所に送っています。電力系統を構成する送電線,変電所,通信線など「電力設備の整備・保守業務」と「電力系統の運用業務」を担っています。
突然の自然災害などでも停電が起きないよう,24時間365日つねに電力系統全体を監視・制御するとともに,電力設備の保守・メンテナンス業務に力を注いでいます。整備・保守を行う電力設備は,北陸3県で鉄塔・鉄柱が約1.3万基,送電線のこう長(全長)は約3,000km(北海道の択捉島から沖縄の与那国島までの長さ)あります。
これらの設備をより高度化し,ドローンの活用や最新の劣化診断技術,情報通信技術(ICT)の導入に取り組んでいます。
配電部門では,工場やご家庭などに安定的に電気を送る役割を担っています。各地域にある変電所とお客さまを結ぶ配電設備は,北陸3県で電柱が約60万本,配電線路のこう長は地球1周の長さ(約4万km)を超える約4.4万kmに及びます。
こうした設備を保守・維持するとともに,スマートメーター,ドローン,AI・IoT機器の活用,配電系統の自動化・高度化の推進,配電工事用ロボットの導入などに積極的に取り組んでいます。また,台風や地震,水害や雪害などの自然災害に備えた訓練を定期的に実施しています。

