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志賀原子力発電所の月々の概況、トピックス、運転保守情報について
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
(1)志賀原子力発電所1号機
4月は定期検査のため停止していました。(平成23年10月8日より第13回定期検査を実施中)
(2)志賀原子力発電所2号機
4月は定期検査のため停止していました。(平成23年3月11日より第3回定期検査を実施中)
志賀原子力発電所2号機 運転訓練シミュレータの運用開始
運転員技能の一層の強化を図るため2010年より新設計画を進めていた志賀原子力発電所2号機の運転訓練シミュレータは2012年から設置工事に着手し、2014年3月末より運用を開始しました。
運転訓練シミュレータは、中央制御室の主要盤を忠実に模擬し、プラントの起動・停止操作、重大事故を含む異常時対応操作に加え、安全強化策(大容量電源車からの給電操作など)について、訓練が可能となっています。
また、運転訓練シミュレータで模擬したプラントデータを発電所の緊急時対策室に伝送し、発電所で実施するトラブル訓練の高度化にも対応しています。
この運転訓練シミュレータを活用して運転員の訓練を重ね、志賀原子力発電所の安全・安定運転に向けて着実に取り組んでまいります。
志賀原子力発電所2号機 運転訓練シミュレータ
志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。
4月は、該当するものはありませんでした。
志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。
発生月日 | 連絡月日 | 件名・事象の概要 | 連絡区分 | 詳細 |
平成26年 4月15日 | 平成26年 5月9日 | 志賀原子力発電所2号機 原子炉建屋内における水の漏えいについて 志賀原子力発電所2号機(第3回定期検査中)において、平成26年4月15日(火)15時16分頃、燃料プール冷却浄化系ろ過脱塩器(B)出口弁の開閉試験を行ったところ、隣接する分解点検中の流量調節弁の開口部から、床に水が漏えいしました。直ちに開閉試験を行っていた弁を閉め、漏えいは止まりました。 漏れた水の量は約54リットル、放射能量は649ベクレルでした。外部への放射能の影響はありません。 水が漏れた際、分解点検作業の作業員1名の両足膝下の作業服及び作業靴に、漏えいした水が若干かかりましたが、身体に汚染がないことを確認しました。 水漏れの原因は、弁の開閉試験時に万が一の水漏れを想定し、予め対策を行っていましたが、多量の水漏れの可能性に対する配慮が十分ではなかったことによるものです。 今後は、多量の水漏れの可能性を十分認識し、弁の開閉試験などは開口部が存在しない状態で実施することに一層留意してまいります。 | V | 65KB |
連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。
連絡区分 T : 直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U : 区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V : 保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの