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マンスリーレポート(平成22年度)

過去のマンスリーレポート

平成22年度

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月


マンスリーレポート(平成22年4月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
定格熱出力で運転中です。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

アリス館志賀 「4月イベント」
アリス館志賀では、4月29日(木・祝)に『一緒にあそぼ!春のわくわくカーニバル!』と題して「開館記念イベント2010」を開催しました。
メインの「アレマー玉井のLet’sマジック!」では、アレマー玉井先生が、楽しいマジックをコミカルに披露してくださいました。ハトを出すマジックでは、仕掛けを子どもたちが見破ると大きな歓声が上がるなど、楽しい雰囲気が会場にあふれていました。
また、親子で参加できるワークショップ「バルーンアートにチャレンジ!」では、いつもは見るだけのことが多いバルーンアートを実際に作ることに挑戦していただきました。割れないかと心配しながらも動物や花など、かわいい作品がたくさんできあがっていました。
その他、アリス館志賀とフローリィの2会場での、文字を探して言葉を完成させる“ワードラリー”と8種類の花絵柄を当てる記憶ゲームなどの“ゲームラリー”の“Wラリー”にも、大勢の子どもたちに参加いただきました。
次回は、6月5日(土)・6日(日)『6月イベント2010』を予定しております。皆さまのご来館をお待ちしております。

マジックショー

バルーンアート


3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

4月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年
4月2日
平成22年
4月2日
(公表済)
原子炉再循環流量制御装置に係わる警報の発生について(1号機)

定格熱出力一定運転中のところ、4月2日3時55分、「再循環流量制御装置 軽故障」等の警報が発生し、原子炉再循環流量制御装置が自動で予備の回路に切り替わりました。
なお、この切り替わりに伴い、発電機出力が55万2千キロワットから54万7千キロワットに変わりました。
制御装置内の電子基板が故障していたことから、同日23時00分に電子基板を交換し、23時40分、警報発生前の出力に復帰しました。
排気筒モニタ及びモニタリングポストの指示値に変化はなく、外部への放射能の影響はありません。
U プレスリリース
4/
2(1)

プレスリリース
4/
2(2)

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年5月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
定格熱出力で運転中です。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「5月イベント」
アリス館志賀では、5月2日(日)〜5月5日(水・祝)ゴールデンウィークの4日間『親子でさがそう!身近なかがく!』をテーマに「こどもの日イベント2010」を開催しました。
2日には、お笑い芸人「ルーボーイーハーズ」の二人が、楽しい科学漫才を披露してくれました。3日の「もみ子先生のおもしろ科学実験ショー!」では、もみ子先生がペットボトルや新聞紙など身近なものを使っていろいろな実験を見せてくれました。4日は、楽器を持っている人の体に触れると音が鳴る、ふしぎな楽器「フレクトリックドラムス」体験を行い、5日は「ルーボーイーハーズ」の“るーぼーハカセ”によるお笑い科学実験と、連日大勢の方にお楽しみいただきました。
その他、イベント期間中、地元団体による「よさこい」や「きらきらKidsによるダンス」、「志賀町太鼓演奏」なども行われ、会場がとても盛り上がりました。
ワークショップでは、チリメンジャコの中から小さな生物を見つけ出す、「チリモンハンティング」を行いました。ルーペを持って真剣にチリモンを探す親子がたくさん見られました。
その他、日替わり工作やドキドキ★BINGO、言葉を探すワードラリーやゲームラリーにも多くの方にご参加いただきました。
次回イベントは7月18日(日)・19日(月・祝)『海の日イベント2010』を予定しております。皆さまのご来館をお待ちしております。

科学漫才

キッズダンス


(2)志賀原子力発電所 「原子力エネルギー安全月間の行事開催」
毎年5月は、「原子力エネルギー安全月間」です。
志賀原子力発電所では、5月7日に前原子力委員会委員長の藤家洋一さんを講師にお招きし、「原子力の新時代を迎えて」と題して講演会を開催しました。
また、5月24日には久和社長による安全督励が行われ、「安全確保は終わりの無い戦だ、私たちはその長い戦を共に戦っていく共同戦士だと言う気持で、日々安全確保に取組んでほしい」と社員を激励しました。

社長による安全督励

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

5月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

5月は、該当するものはありませんでした。

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年6月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
平成22年6月14日より第12回定期検査を実施中です。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「6月イベント」
アリス館志賀では、6月5日(土)・6日(日)の2日間『遊んで学ぼう!ワクワクウィークエンド!!』をテーマに「6月イベント2010」を開催しました。
メインの「名探偵アリーの事件簿5」では、空気をテーマとした実験を行いました。お湯をかけたビンの口の上に、ゆで卵を置いておくと卵がビンの中に落ちるといった、圧力を利用した実験や、感熱紙にドライヤーを当てると当てたところが黒くなる実験など、さまざまな実験に子供たちも大喜びでした。また、高いところに浮かんだひものついた風船を取るにはどうするか・・・といった実験では、しぼんだビニールのボール2つの上に板を置き、その上にアリー探偵が乗って、空気ポンプでボールを膨らませて風船を取ることに成功すると、会場から驚きの声がたくさん上がりました。
その他、ビンゴ大会やチャレンジ・ザ・ゲーム、工作、館内に隠れている文字を探すワードラリーなどにも、大勢のお客さまにご参加いただきました。
次回イベントは7月18日(日)・19日(月・祝)『海の日イベント2010』を予定しております。皆さまのご来館をお待ちしております。

名探偵アリーの事件簿

チャレンジ・ザ・ゲーム


(2)志賀原子力発電所 「低レベル放射性廃棄物を搬出」
志賀原子力発電所は、6月14日(月)に発電所で発生した低レベル放射性廃棄物(LLW)を、青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)低レベル放射性廃棄物埋設センターにて埋設処分するための輸送作業を行いました。
輸送するLLWはドラム缶480本(輸送容器60個分)で、志賀原子力発電所の固体廃棄物貯蔵庫から物揚場までは専用トラックで輸送し、物揚場から青森県むつ小川原港まではLLW専用の輸送船(青栄丸)にて輸送しました。
また、輸送されたLLWは、6月16日(水)にむつ小川原港に到着しました。

クレーンで輸送容器を青栄丸に積んでいる様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

6月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年6月2日 平成22年7月9日 主蒸気止め弁(D)開度指示計用検出器に係わる警報の発生について(2号機)

定格電気出力一定運転中の平成22年6月2日17時34分、主蒸気止め弁(D)開度指示計用の検出器の異常を示す警報が発生し、3個設置している検出器のうち、1個の検出器からの出力信号低下を確認しました。
主蒸気止め弁(D)の開度は、残りの検出器により正常に指示しており、6月4日15時10分、出力信号が低下した検出器を除外し、警報を解除しました。なお、主蒸気止め弁の開度指示計は、原子炉の起動過程で使用しているものです。
現場を確認したところ、検出器の部品の一部が脱落していたため、当該検出器を次回の定期検査時に新品と取り替えます。
外部への放射能の影響はありません。
V 26KB
平成22年6月17日 平成22年7月9日 原子炉冷却材再循環ポンプ(B)出口弁の漏えい処理系配管溶接部のひびについて(1号機)

 第12回定期検査中の平成22年6月17日16時頃、原子炉冷却材再循環ポンプ(B)出口弁の漏えい処理系を点検していたところ、配管溶接部にひびを発見しました。当該配管に水は流れておらず、配管溶接部からの漏えいはありません。
今後、当該部を補修します。
外部への放射能の影響はありません。
V 67KB
平成22年6月24日 平成22年7月9日 原子炉内の全燃料取出し後における制御棒の挿入事象について(1号機)

第12回定期検査中で全燃料が取り出されている状態の平成22年6月24日18時頃、制御棒1本が原子炉内に挿入されていることを確認しました。
当該制御棒の外観点検を実施した結果、制御棒表面に通常見られる程度のわずかなこすれた跡がありましたが、機能に影響を与えるものではありませんでした。
制御棒が挿入された原因は、水圧制御ユニットの漏えい試験の際、挿入側隔離弁が開いていたことによるものであり、6月23日に実施した別の作業において閉め忘れたものです。
今後、基本動作の徹底を図るとともに、念のため当該制御棒を新品と取り替えます。
今回の事象は、全燃料が取り出されている状態で発生したものであり、原子炉の安全性に影響はなく、外部への放射能の影響はありません。
V 17KB

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年7月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
平成22年6月12日より第12回定期検査を実施中です。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「7月イベント」
アリス館志賀では、7月18日(日)・19日(祝・月)の2日間『ドキドキ夏休み!科学&エコと友だちになろう!』をテーマに「海の日イベント2010」を開催しました。
メインの「らんま先生のeco実験パフォーマンス」では、らんま先生がさまざまな実験を通して、エコについて考えるヒントを出しました、色のついた水がビタミンCできれいになる実験や、水の表面張力の実験に子供たちも大人の方も大きな歓声を上げていました。また、先生のジャグリングの腕前も素晴らしく、ビーチボールの地球に乗って遠心力の実験をするなど、ユーモアあふれるパフォーマンスを披露されました。
工作コーナーでは夏らしく、水に浮くアメンボや、空を飛ぶスカイスクリュー作りを行いました。また、エコやエネルギーについて学びながらの楽しいビンゴ大会や、文字を探して言葉を完成させ、ゲームにも挑戦するWラリーにも大勢のお客さまにご参加いただきました。
次回イベントは8月13(金)〜16日(月)『お盆イベント2010』を予定しております。皆さまのご来館をお待ちしております。

らんま先生のeco実験パフォーマンス

工作コーナー


(2)志賀原子力発電所 「再発防止対策検証委員会が志賀原子力発電所を視察」
7月28日、再発防止対策検証委員会の委員4名が志賀原子力発電所を視察しました。
委員の方々には、定期検査中の1号機において、再発防止対策やヒューマンエラー低減対策にどのように積極的・具体的に取り組んでいるかについて確認いただきました。
なお、年度末までに開催される委員会で、今回の視察結果も含め、再発防止対策の取り組み全体を評価いただく予定です。

発電所視察の様子(左から高田委員、石田副委員長、児嶋委員長、小泉委員)

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

7月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

7月は、該当するものはありませんでした。

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年8月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
平成22年6月12日より第12回定期検査を実施しておりますが、8月28日に原子炉を起動し、現在は定格熱出力で運転しながら、営業運転開始に向けた総合的な性能確認を実施しています。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「8月イベント」
アリス館志賀では、8月13日(金)〜16日(月)の4日間『とびっきり★夏休み工作&実験大集合』をテーマに「お盆イベント2010」を開催しました。
1日目の「高野先生の科学実験教室」では、光エネルギーを電気エネルギーに変える実験を通して、光のふしぎを体験しました。2日目と4日目の「名探偵アリーの事件簿6」では、携帯電話やデジタルカメラを使って赤外線を発見する実験に、来場のお客さまも自分の持っている携帯電話で実験に参加されていました。3日目の「遊書パフォーマンス&体験」では、大蔵先生が畳2枚ほどの大きさの模造紙に描き出す迫力ある文字に多くの方が見入っていました。
また、期間中は地元の皆さまによるダンスや太鼓演奏、よさこいも大勢のお客さまにご覧いただき、会場が夏らしく盛り上がりました。
工作コーナーも夏休みの宿題にピッタリで、子供たちに大人気でした。
その他、ゲームやアリス館とフローリィを回るワードラリー・ゲームラリーにも大勢のお客さまにご参加いただきました。
次回イベントは9月19日(日)・20日(祝・月)『秋イベント2010』を予定しております。皆さまのご来館をお待ちしております。

遊書パフォーマンス&体験

志賀町太鼓演奏


(2)志賀原子力発電所 「県道クリーン作戦に参加」
8月5日、当社および関係会社従業員42名は、道路ふれあい月間行事である「県道クリーン作戦」(石川県主催)に参加し、発電所前面の県道を約10kmにわたり清掃活動を行いました。
約1時間の作業により、ごみ袋20袋分のごみを回収しました。

清掃活動の様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

8月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年8月13日 平成22年8月13日
(公表済)
原子炉格納容器内における水の漏えいについて(1号機)

 第12回定期検査中の平成22年8月13日11時35分頃、検査のため原子炉圧力容器の水張り操作を行っていたところ、原子炉格納容器内にて原子炉圧力容器ベントライン真空破壊弁からの水の漏えいを確認しました。漏えい水の量は約0.77リットル、放射能量は約29万ベクレルです。漏えい水はふき取り回収しました。
原因は、真空破壊弁内部の錆の影響で弁がわずかに開いた状態となっていたためで、弁内部の錆を除去するとともに、念のため弁出口部分に水の漏えいに備えた水受けを設置し、8月14日6時40分頃、検査を再開しました。
今後、原子炉圧力容器の水張り前に当該弁の点検を実施します。
漏えい水による作業員の被ばく及び外部への放射能の影響はありません。
U プレスリリース8/13

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

以下のとおり、運転上の制限の逸脱・復帰について、国に連絡しました。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年9月6日 平成22年9月6日 運転上の制限の逸脱および復帰について(1号機)

1号機(調整運転中)において、3台ある非常用ディーゼル発電機のうちA号機の定例試験を実施していたところ、ディーゼル機関の停止後、16時23分に「AVR(自動電圧調整装置)※1故障」警報が発生しました。
このため、A号機が動作可能であることが確認できないことから、原子炉施設保安規定に基づき、16時55分に「運転上の制限※2」の逸脱と判断しました。
その後、A号機のAVRをA系から予備のB系へ切替え、動作可能であることを確認しましたので、翌日3時22分、運転上の制限の逸脱から復帰しました。
本事象による運転への影響および外部への放射能の影響はありません。

※1 AVR(自動電圧調整装置)
発電機の電圧を所定の電圧に維持するための装置
※2 運転上の制限
保安規定では、原子炉の運転状態に応じ、「運転上の制限」を定めている。今回の「運転上の制限」は、ディーゼル発電機3台全てが動作可能であること。 
なお、今回、運転上の制限逸脱後、残り2台の非常用ディーゼル発電機の健全性を確認しています。
V 8KB

マンスリーレポート(平成22年9月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
定格熱出力で運転中です。
平成22年9月29日、第12回定期検査を終了し、営業運転を開始しました。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「9月イベント」
アリス館志賀では,9月19日(日)及び20日(祝・月)の2日間「科学の秋を楽しもう」をテーマに「秋イベント2010」を開催しました。
2日間を通して開催した『発明王ピッコロ先生の「人力発電&eco」実験』では,人力発電機を使ったテレビや掃除機の動作実験や発電量に応じて人形が動き出す実験を通して、電気の大切さや電気とエコの関係など,楽しく学びました。
その他,子供から大人まで楽しめる工作コーナーやチャレンジ・ザ・ゲームをはじめ,アリス館志賀と花のミュージアムフローリィを結んだ人気のワードラリー・ゲームラリーにも大勢のお客さまにご参加いただきました。
次回,10月9日(土)10日(日)はアリス館志賀最大のイベント「エコドリーム2010」です。お天気キャスター森田正光&晴家のお天気ライブSHOWや地元団体のパフォーマンスなど楽しいイベントがいっぱいです。皆さまのご来館をお待ちいたしております。

ピッコロ先生の実験

チャレンジ・ザ・ゲーム


(2)志賀原子力発電所 「志賀原子力発電所1号機 第12回定期検査終了」
志賀原子力発電所1号機は、平成22年6月12日から第12回定期検査を開始し、平成22年9月29日に経済産業省による最終検査(総合負荷性能検査)に合格し、営業運転を開始(定期検査を終了)しました。
今後も安全確保を最優先に、志賀原子力発電所の安全・安定運転に努めてまいります。

定期検査合格証受領の様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

9月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年9月6日 平成22年10月8日 非常用ディーゼル発電機A号機の自動電圧調整装置に係わる警報の発生について(1号機)

 第12回定期検査における定格熱出力で調整運転中の平成22年9月6日、非常用ディーゼル発電機A号機の定例試験を実施していたところ、ディーゼル機関停止後の16時23分に「AVR(自動電圧調整装置)故障」警報が発生しました。A号機が動作可能であることを確認できないことから、原子炉施設保安規定に基づき、16時55分、運転上の制限の逸脱と判断しました。
その後、AVRをA系から予備のB系に切替え、A号機が動作可能であることを確認し、9月7日3時22分、運転上の制限の逸脱から復帰しました。
本事象による運転への影響及び外部への放射能の影響はありません。
(9月7日公表済み)
V 12KB

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年10月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
定格熱出力で運転中です。 

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「10月イベント」
アリス館志賀では、10月9日(土)及び10日(日)の両日「アリス館志賀」「花のミュージアム フローリィ」「能登原子力センター」の三会場を結んで「エコドリーム2010」を開催しました。
三会場とも大勢のお客さまにご来場いただき、メインの「お天気実験ライブショー」や「アリーの事件簿」をはじめ、地元、志賀中学校吹奏楽部のコンサートやキッズダンス、太鼓演奏など大いに楽しんでいただきました。
その他、子供から大人まで楽しめる工作や三会場を結んだアドベンチャーラリーなどにも大勢のお客さまにご参加いただき、大変好評でした。
次回、11月20日(土)21日(日)は「11月イベント2010」です。「大迫力!全長4mの恐竜全身骨格」がアリス館志賀に!! 皆さまのご来館をお待ちしております。

お天気実験ライブショー

「お天気実験ライブショー」ではテレビなどでおなじみのお天気キャスター森田先生と晴家(ハレルヤ)さんによる竜巻や雲が出来る実験が行われ、成功のたびに大きな歓声が上がっていました。

キッズダンス

地元きらきらキッズのダンスパフォーマンスでは、一生懸命踊る子供たちに惜しみない拍手が送られました。


(2)志賀原子力発電所 「志賀原子力発電所1号機  使用済燃料の搬出」
平成22年10月12日(火) 志賀原子力発電所では、1号機の使用済燃料22体(約4t)を青森県六ヶ所村の再処理工場へ輸送するため、使用済燃料を入れた核燃料輸送容器を搬出しました。
なお、この使用済燃料は10月14日に青森県六ヶ所村の再処理工場へ到着いたしました。

燃料輸送容器積み込みの様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

10月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年10月3日 平成22年10月3日
(公表済)
地震の発生について

 志賀原子力発電所1号機は定格熱出力一定運転中、2号機は定格電気出力一定運転中のところ、平成22年10月3日9時26分、新潟県上越地方を震源とする地震(震度:新潟県上越地方 5弱、志賀 1)が発生しました。
発電所(1号機原子炉建屋地下2階)で震度は観測されていません。
志賀原子力発電所1号機及び2号機は安定に運転しており、放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能の影響はありません。
T プレス
リリース
10/3

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年11月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
12月2日より、原子炉冷却材再循環ポンプ軸封部取替のため停止中です。 

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

(1)アリス館志賀 「11月イベント」
アリス館志賀では,11月20日(土)及び21日(日)の2日間『きょうりゅうハカセとタイムスリップ』をテーマとして「11月イベント2010」を開催しました。
な,な,なんと,アリス館志賀に「大迫力!全長4mの恐竜全身骨格」が登場しました。
恐竜&化石の専門家「きょうりゅうハカセ“一島先生”」と一緒に本物の化石を調べたりしました。恐竜ミニ博士も誕生したかな?!
また,BINGOや子供から大人まで楽しめる工作など大勢のお客さまにご参加いただき,楽しい時間を過ごしていただきました。
その他,「アリス館志賀」から「花のミュージアム フローリィ」へ行く“2会場Wラリー”を行いました。ワードラリー,ゲームラリー両方に参加されたお子さまにはガラポンにチャレンジでき,一生懸命ゲームに取り組むお子さまの姿が見受けられました。

恐竜と家族写真

肉食恐竜「フクイラプルト(骨格)」と家族で撮影した写真をオリジナル台紙にセットしてプレゼントしました。

エコ工作「ダンボール生物」をつくろう!

みんなそれぞれ,個性的に色を付け,世界で一つだけの『恐竜』や『カブトムシ』の作品を作りました。


(2)志賀原子力発電所 「平成22年度 原子力防災訓練を実施」
当社は11月18日に、志賀町を中心に実施された石川県原子力防災訓練(県・志賀町・七尾市が主催)に合わせて、原子力防災訓練を実施しました。
訓練では、2号機の非常用炉心冷却装置が故障したという想定のもと、本店・原子力部・志賀原子力発電所などから従業員約190名が参加し、発電所では緊急時対策本部の設置、関係各所への通報連絡、被ばく傷病者の搬送、環境放射線モニタリング訓練などを行いました。
また、この原子力防災訓練に合わせて、当社化学消防隊と地元消防署による火災対応訓練も行いました。

火災対応訓練の様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

11月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年11月4日 平成22年11月4日
(公表済)
制御棒の動作確認の実施について(2号機)

 東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所7号機において、使用済みのハフニウムフラットチューブ型制御棒にひびが認められたことから、平成22年11月1日、原子力安全・保安院は沸騰水型原子力発電所を所有する事業者に対し、同型制御棒を用いて運転している場合は制御棒の動作確認を行うよう求めました。
これを受け、11月5日、志賀原子力発電所2号機では全制御棒205本のうち同型制御棒25本の動作確認作業を実施することにしました。
この作業に伴い、発電機出力が若干変動することになりました。
なお、今後も次回の定期事業者検査までの間、定期的(1回/月)に同型制御棒の動作確認を実施します。
U プレス
リリース
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プレス
リリース
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連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成22年12月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
定格熱出力で運転中です。
なお、原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部取替および制御棒水圧制御ユニットの点検のため、12月2日から25日まで発電を停止しました。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転中です。

2.トピックス

アリス館志賀 
アリス館志賀では,毎年,科学の心をはぐくむことを目的に志賀町の小学生を対象として,“キッズクラブ・科学教室”を開催しています。
今年度は「2010年アリスキッズクラブ〜ふしぎ調査隊〜」と題し,低学年と高学年の2つのコースに分かれ,5回シリーズで実施し,親子参加の志賀原子力発電所見学をはじめ,実験や工作で科学の不思議について学びました。12月25日(土)最終回のキッズクラブでは,終了証書を授与し,1年を締めくくりました。活動については,保護者の方からも大変好評を得ました。
また,12月には館内に,毎年恒例のクリスマスツリーを飾り、記念写真を撮られるお客さまも多く見受けられました。大きなツリーはアリス館志賀からの小さな“クリスマスプレゼント”となったかな??

キッズクラブ:終了証書

クリスマスツリー


3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 分類 詳細
平成22年
12月1日
平成22年
12月1日
(公表済)
原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部取替に伴う原子炉手動停止について(1号機)

志賀原子力発電所1号機は、定格熱出力一定運転中のところ、原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部の第2段シール圧力に上昇が認められました。
同圧力については通常運転範囲内ですが改善傾向が認められないことから、平成22年12月1日、原子炉を停止して念のため軸封部を取り替えることとし、翌2日、原子炉を手動停止しました。
軸封部の点検の結果、第1段および第2段静止リングのシール面を横切る傷が認められ、この傷により軸封部の機能が低下したものと推定しています。傷がついた要因としては、微細な異物が混入して発生した可能性が高いと推定しています。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
安全協定 プレス
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プレス
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プレス
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平成22年12月13日 平成22年
12月13日
(公表済)
制御棒水圧制御ユニットの点検に伴う原子炉手動停止について(1号機)

志賀原子力発電所1号機は、原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部の点検・取替作業完了後の原子炉起動中に制御棒1本の引抜操作を実施したところ、当該制御棒が予定していた位置より更に3ノッチ引き抜けました。直ちに、当該制御棒を予定していた位置まで挿入し、その後、当該制御棒の動作確認を行い、正常に動作することを確認しましたが、平成22年12月13日、原子炉を停止して念のため制御棒水圧制御ユニットの点検を実施することとし、翌14日、原子炉を手動停止しました。
点検の結果、微細な異物により、制御棒の引抜操作を停止しても制御棒を引き抜く際に動作する方向制御弁が一時的に完全に閉じた状態とならず、制御棒が予定していた位置より更に引き抜けたものと推定しました。
対策として、当該方向制御弁を予備品と取替え、全制御棒水圧制御ユニットの方向制御弁等の洗浄を実施し、全制御棒が正常に動作することを確認しました。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
安全協定 プレス
リリース12/13


プレス
リリース12/14


プレス
リリース12/20

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成22年12月7日 平成23年1月7日 原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部取替作業中の作業員への被水について(1号機)

志賀原子力発電所1号機は原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部の点検・取替作業中の平成22年12月7日12時00分頃、軸封部取替作業の一環として、シール水配管の洗浄を行っていたところ、仮設ホースの接続部が外れ、約70ccのシール水が流出し、その一部が作業員にかかりました。
シール水には放射能は含まれておらず、作業員に放射性物質による汚染やけが等はなく、また外部への放射能の影響はありません。
(平成22年12月10日公表済)
V 7KB
平成22年
12月26日
平成23年
1月7日
主蒸気止め弁(D)開度指示計用検出器に係わる警報の発生について(2号機)

 定格電気出力一定運転中の志賀原子力発電所2号機において、平成22年12月26日16時34分、主蒸気止め弁(D)開度指示計用の検出器(開度検出器U)の異常を示す警報が発生し、開度を示す出力信号の低下を確認しました。
12月27日18時46分、出力信号が低下した検出器を除外し、警報を解除しました。主蒸気止め弁の開度指示計は、原子炉の起動過程で使用しているものであり、原子炉の運転継続に問題ありません。
現場を確認したところ、前回平成22年6月2日と同様に検出器の一部の部品が脱落していたため、当該検出器についても次回の定期検査時に新品と取り替えます。
外部への放射能の影響はありません。
V 26KB

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成23年1月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
1月は定格熱出力で運転しました。

(2)志賀原子力発電所2号機
定格電気出力で運転していましたが、平成23年1月22日から、原子炉格納容器内の凝縮水流路等の点検のため発電を停止しました。
対策工事等を行った後、2月5日に原子炉を起動し、2月7日から発電を再開しました。

2.トピックス

アリス館志賀 
アリス館志賀では3月18日まで“じゃんけんゲーム”と“冬季クイズラリー”を開催しています。
“じゃんけんゲーム”
お子さま限定で,アリス館志賀のインフォメーションのお姉さんとじゃんけんをします。
勝ったお子さまには『アリスシール』をプレゼントしています。
“冬季クイズラリー”
エネルギー,原子力発電,放射線,エコ等について楽しく学んでいただくことを目的としたアリス館内をグルリと回る,クイズラリーです。全問正解したお客さまには,プレゼントがあります。
両イベント共に,平日・休日を問わず,開催しています。
ぜひ、アリス館志賀に遊びに来てください★☆

アリス館志賀


(2)志賀原子力発電所「2号機タービン保管庫建設に伴う安全祈願式の実施」
1月21日、志賀原子力発電所では2号機タービン保管庫建設工事に伴い、志賀町赤住八幡神社において安全祈願式を執り行いました。
神事には、西野所長をはじめ当社関係者が参列し、施工者の方々と共に建設工事の安全を祈願いたしました。
なお、この保管庫には、3月から始まる2号機定期点検期間中に交換する旧低圧タービン3基を保管する予定です。

安全祈願式の様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 分類 詳細
平成23年1月21日 平成23年1月21日
(公表済)
原子炉格納容器内冷却器凝縮水量の低下に伴う原子炉手動停止について(2号機)

志賀原子力発電所2号機は、定格電気出力一定運転中のところ、平成23年1月15日よりドライウェル冷却系凝縮水流量が低下していること及び当該凝縮水が流入しているドライウェル高電導度廃液サンプ水位の上昇率が緩やかになったことが確認されました。
その後もこの傾向が改善されず、さらに、凝縮水流量が低下し、サンプ水位計の健全性を確認することが困難になったため、1月21日に原子炉施設保安規定に定める運転上の制限を満足していないと判断し、翌22日に原子炉を手動停止しました。
点検の結果、ドライウェル冷却系除湿冷却器(A)、(B)出口凝縮水配管に設置されているU字管が泥状の堆積物により閉塞したため、凝縮水が下流側にほとんど流れなくなったものと判明しました。
この堆積物は、鉄を含む大量の粉塵がドライウェル冷却系に流入し、除湿冷却器の冷却フィン(アルミニウム製)にて、大気中の塩分及び凝縮水の作用によりアルミニウム化合物及び鉄化合物が継続して形成されたものであることを確認しました。
また、鉄を含む粉塵が大量に発生した可能性がある耐震裕度向上工事が集中した時期のうち2ヶ月間において、冷却器に粉塵の流入を抑制する仮設フィルタが設置されていなかったことを確認しました。
原因は、耐震裕度向上工事において、ドライウェル冷却系への鉄を含む粉塵の流入抑制に係る配慮が必ずしも十分とはいえない状況であったため、鉄を含む粉塵が通常よりも多く流入したこと及び定期点検毎の当該配管の洗浄では、泥状の堆積物までは除去できず、配管内に徐々に堆積が進み配管を閉塞させたことと推定しています。
対策として、配管内の堆積物を除去するとともに、定期点検時にドライウェル内で作業を行う際の仮設フィルタ設置を徹底するなどにより、鉄を含む粉塵の流入抑制を適切に実施します。また、堆積物が堆積しやすいU字管下部等を取り外し可能な構造に変更し、定期点検毎に配管内部の点検・清掃を実施します。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
法令及び安全協定 プレス
リリース1/21


プレス
リリース1/22

プレス
リリース
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4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

1月は該当するものはありませんでした。

(参考)
2号機の主蒸気止め弁(D)開度指示計用検出器の一部部品の脱落(マンスリーレポート(平成22年6月分、12月分)にてお知らせ済み)について、1月22日からの手動停止期間中に当該検出器を取り替えました。

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成23年2月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
2月は定格熱出力で運転していましたが、原子炉冷却材再循環ポンプ軸封部に機能低下が認められたことから、念のため原子炉を停止して軸封部を取り替えることとし、3月1日に原子炉を手動停止しました。

(2)志賀原子力発電所2号機
2月は2月7日に発電を再開し、2月10日より定格電気出力で運転しました。

2.トピックス

アリス館志賀 
アリス館志賀では,『じゃんけんゲーム』と『冬季クイズラリー』を開催中です。
両イベント共に,大好評です。
じゃんけんゲームでは,じゃんけんに勝ったお子さまから,プレゼントされたシールを大変嬉しそうに首から掛けて,『ありがとう!』と元気な声と笑顔をいただきました。
クイズラリーでは,ご家族皆さんで協力し合いながら解答を考える,にぎやかな姿が見うけられました。
次回,3月19日(土),20日(日)は「春休み るんるんイベント2011」です。2011年春一番のイベントには,名探偵アリーがやってきます。
皆さまお誘いあわせのうえ,どうぞアリス館志賀にお越しください。

クイズラリー


3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 分類 詳細
平成23年2月28日 平成23年2月28日
(公表済)
原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部取替に伴う原子炉手動停止について(1号機)

志賀原子力発電所1号機は、定格熱出力一定運転中のところ、原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部の第2段シール圧力に上昇が認められました。
同圧力については通常運転範囲内ですが改善傾向が認められないことから、平成23年2月28日、念のため原子炉を停止して軸封部を取り替えることとし、翌3月1日、原子炉を手動停止しました。
圧力上昇の原因は、2段ある軸封部の第1段目のシール機能の低下と推定しています。
本事象による外部への放射能の影響はありません。 
安全協定 プレス
リリース2/28


プレス
リリース3/1

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成23年2月3日 平成23年3月10日 制御棒駆動機構駆動制御回路の不具合について(2号機)

停止中の志賀原子力発電所2号機において、平成23年2月3日23時20分頃、機器の確認作業の中で、制御棒駆動機構の駆動電源を投入したところ、全制御棒205本の内2本の制御棒の制御回路において、不具合を確認しました。
原因は、消耗品である電子基板の故障であり、当該基板を予備品と交換し、復旧しました。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
(平成23年2月4日公表済)
V 22KB
平成23年
2月16日
平成23年
3月10日
使用済ハフニウムフラットチューブ型制御棒のひびについて(1号機)

 原子力安全・保安院からの指示文書に基づき、志賀原子力発電所1号機の使用済燃料貯蔵プールに保管している使用済のハフニウムフラットチューブ型制御棒(4本)のひびの有無について確認したところ、1本の制御棒のシース(2箇所)にひびを確認しました。
このひびは従来から制御棒の使用に伴って発生する可能性があることが知られており、制御棒の健全性に影響を与えるものではありません。
なお、当該制御棒は再使用することはありません。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
(平成23年2月28日公表済)
V 31KB

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

マンスリーレポート(平成23年3月分)

1.概 況

(1)志賀原子力発電所1号機
3月は原子炉冷却材再循環ポンプ軸封部の点検のため停止していました。

(2)志賀原子力発電所2号機
3月は定格電気出力で運転していましたが、3月11日より第3回定期検査を開始しました。

2.トピックス

志賀原子力発電所  「安全大会を開催」
3月11日、志賀原子力発電所では、志賀2号機の第3回定期検査の開始に際し、安全大会を開催しました。
当日は,発電所所員・協力会社社員・作業員含めて約1,000名が参加しました。
今回の定期検査スローガン「明るく元気で前向きに 誇りを持って取り組もう 安全確保 品質向上」の下、発電所で働く全員が「TEAM SHIKA」の一員として、ヒューマンエラーの低減・防止などに一丸となって取り組み、安全かつ確実にこの定期検査を完遂させるよう誓いを新たにしました。

安全大会の様子

3.事故・故障等の情報

志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定に基づき、国、石川県および志賀町に連絡しているものです。

3月は、該当するものはありませんでした。

4.運転保守情報

志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書に基づき石川県および志賀町に連絡しているものです。 

発生月日 連絡月日 件名・事象の概要 連絡区分 詳細
平成23年3月11日 平成23年3月11日(公表済) 地震の発生について

志賀原子力発電所1号機は原子炉冷却材再循環ポンプ(B号機)軸封部の取り替えに伴う停止中、2号機は第3回定期検査に伴う停止中のところ、平成23年3月11日14時46分、宮城県沖を震源とする地震(震度:宮城県北部 7、志賀 3)が発生しました。
発電所(1号機原子炉建屋地下2階)での震度は1でした。
この地震による放射線モニタの指示値に変動はなく、外部への放射能等の影響はありません。
T プレスリリース3/11

連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。

連絡区分 T :  直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 U :  区分Tよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 V :  保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの

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