火力発電の脱炭素化

LNG火力

CO₂排出量を大幅に低減できるLNG(液化天然ガス)を燃料とする高効率で環境負荷の少ないコンバインドサイクル発電設備を導入しています。
(富山新港火力発電所LNG1号機(2018年11月営業運転開始))


火力発電所における脱炭素化の取組み

バイオマス混焼比率増加に向けた設備改造

2024年度以降のバイオマス燃料の混焼比率増加(15%)に向け、敦賀火力発電所2号機、七尾大田火力発電所2号機で工事を進めています。

バイオマス燃料貯蔵サイロの新設工事

バイオマス燃料の調達

混焼比率増加に向けて、現在使用している国内材に加え、経済性・供給安定性・運用性を踏まえ、北米や東南アジアから木質ペレット(ブラックペレット、ホワイトペレット)を調達するため、輸入材の合法性や持続可能性を確認するとともに、受入態勢の整備等、諸準備を進めています。

ブラックペレット、ホワイトペレット

アンモニア・水素等の脱炭素技術の活用に向けた検討

燃焼時にCO2を排出しないアンモニアや水素は、2050年カーボンニュートラルに資する燃料のひとつとして期待されており、今後火力発電所等での活用に向けた検討を進めていきます。
その一つとして、2021年度には独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構、丸紅㈱、WoodsideEnergy Ltd.、関西電力㈱と共同で、「豪州から日本へのクリーン燃料アンモニアサプライチェーン構築に関する事業化調査」を実施しました。今後も、アンモニアサプライチェーンの構築に向けて検討を進めていきます。