送配電会社は、発電所で発電された電気を、送電線を通じて消費地近くの変電所に送り、さらに変電所から配電線を通じて工場やご家庭へと届けています。電気の安定供給には、電力系統を構成する送電線や変電所などの電力設備の運転・監視・制御などの情報を、的確かつ効率的に伝送する電力保安通信が必要不可欠であり、電力流通部門(通信)は、この「電力保安通信設備の整備・保守・運用業務」を担当しています。これは、マイクロ波無線や光ファイバーなどを活用して高速・大容量かつ災害にも強い電力保安通信ネットワークを自ら設計・構築し、24時間365日途絶えさせないよう維持・運用していく業務です。現在、業務の効率化と高度化を目指して、ドローンの活用やAI劣化診断技術、最新の情報通信技術(ICT)などの導入に取り組んでいます。
また、「スマートメーター用通信システム」の整備・保守・運用業務に加え、それを活用した「IoT用通信回線サービス」を提供しており、北陸地域のIoT化を推進し、「地域の皆さまの更なる利便性向上」、「より安全・安心な地域」を目指しております。
このように、電力流通部門(通信)は、電気・電子、通信に留まらない様々な知識と技術で、神経系統として電気の安定供給を支えるとともに、社会課題の解決にも挑戦しております。


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