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電力流通部門電力流通部門

電力流通部門電力流通部門

送配電会社は、発電所で発電された電気を、送電線を通じて消費地近くの変電所に送り、さらに変電所から配電線を通じて工場やご家庭へと届けています。電力流通部門は、電力系統を構成する送電線、変電所、通信線などの「電力設備の整備・保守業務」と「電力系統の運用業務」を担当しています。電力設備の整備・保守業務は、将来の需要動向を想定して、需要に応じた電力設備の建設・更新工事を行う業務です。さらに安定して電気を届けるためには、電力設備の保守メンテナンス業務も重要です。現在、業務の効率化と高度化を目指して、ドローンの活用や最新の劣化診断技術、情報通信技術(ICT)の導入に取り組んでいます。
電力系統の運用業務は、刻々と変化する電力需要と需給のバランスを調整し、突然の自然災害などでも停電が起きないよう24時間365日常に電力系統全体を監視、制御する重要な業務です。また、電力系統には発電会社や電気を使用する工場など様々な事業者が接続しているため、効率的な運用には複数の関係者と調整する能力が求められます。
このように、電力流通部門は、電気・電子、機械、通信に留まらない様々な知識と能力で電気が届いて当たり前と感じる現在の社会を支えています。

10年・20年先を見据えた次世代化の旗手として真に役立つシステムを構想する

10年・20年先を見据えた次世代化の旗手として真に役立つシステムを構想する10年・20年先を見据えた次世代化の旗手として真に役立つシステムを構想する

10年・20年先を見据えた次世代化の旗手として真に役立つシステムを構想する
電力流通部 カイゼン・改革・DX推進チームM・H

入社 / 2008年※所属は取材当時です

歩んできたキャリアは?

Q1歩んできたキャリアは?

私は北陸で生まれ育ち、大学・大学院時代の6年間は地元を離れて過ごしました。その間に、豊かな自然をはじめとする北陸の素晴らしさに改めて気づいたのです。そんな中で、地域の社会基盤を支える北陸電力の姿に共感し、入社を決意しました。入社後は変電設備の保守や工事を担当し、10年以上にわたって現場の最前線で経験を積み、数億円単位の設備更新プロジェクトへの参画もしました。その後は一転してシステムやアプリケーションの開発を担当。ハードウェア、ソフトウェアの両面で経験を積み、常に新しい挑戦を求めてきたことが、私のキャリアの特徴だと思っています。

現在の仕事、プロとして意識していることは?

Q2現在の仕事、
プロとして意識していることは?

昨今、業務改善やDXといった言葉を聞かない日はありません。電力会社も例に漏れず、その働き方や管理の仕方を再考し、さらなる価値創出に向けた歩みの最中にあります。私が所属するカイゼン・改革・DX推進チームは、送配電分野における社内改革の中核的存在であり、現在、部門全体で使用する基幹業務システムの企画・開発・運用に携わっています。

強く意識しているのが、働く一人ひとりが真に役立つと思えるシステムをつくり上げていくことです。そのため業務システムの企画段階では、送配電設備の知識とシステムの知識を融合させて、その必要性や業務改革の方向性を徹底的に考え抜きます。なぜこのシステムが必要なのか、どのように業務を変革できるのか。これらの問いに真摯に向き合い、明確なビジョンを描くことが重要だと考えています。開発段階では、その初期のビジョンを忠実に具現化していきます。

現在、社内1,000名以上のユーザーが私が企画・開発したシステムを日々の業務で活用しています。大規模でありながらも使い勝手の良いシステムを作り上げていく過程は過酷ですが、それだけに本当に大きなやりがいを感じています。

これから挑みたいことは?

Q3これから挑みたいことは?

送配電事業は今、大きな転換期を迎えています。そんな中、10年先、20年先の未来を見据え、次世代化に向けた取り組みに挑戦しています。現状に満足せず、常に先を見据える姿勢が大切だと考えているんです。入社して16年が経った今、自分が必要だと思い描いた未来を現実のものにする経験を重ねてきました。その過程には苦労もありましたが、成功したときの感動はひとしおでした。今後も、自ら構想を重ね、描いた未来を自らの手で実現していきたいです。同時に、役職者として、チームメンバーの育成にも力を入れていきます。送配電業界の未来を創る楽しさを経験してほしい。彼らと一緒に、より良い未来を築いていけることを楽しみにしています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

学生時代に全力で取り組んだことは、必ず将来に活きます。なぜなら電力会社の仕事は、設備の保守・工事・運用からシステム開発やDX推進まで幅広いものだからです。私自身も、大学で学んだ数値解析やシステム開発の経験が今の仕事で大いに役立っています。ぜひ今の学びを大切にしてください。みなさんの力が、きっと北陸電力の未来を創る力になります。一緒に挑戦する仲間を待っています。

Scenes 仕事風景

制御ケーブル工事のビジネスプロセスイノベーション

制御ケーブル工事の
ビジネスプロセスイノベーション

制御ケーブル工事について現状の業務フローとありたい業務フローを描き、ビジネスプロセスの見直しを図ります。そこには業務とシステム、双方の知見が欠かせません。

ダイナミック・ライン・レーティングの実証

ダイナミック・ライン・レーティングの実証

送配電設備の次世代化を目指し、気象条件に応じて送電線の容量を動的に変更するダイナミック・ライン・レーティングの実証を行っています。得られたデータを用いて適用効果の試算をし、その知見を電気学会 電力・エネルギー部門大会で報告しています。

カイゼン・改革・DX推進に向けた取り組み

カイゼン・改革・DX推進に向けた取り組み

カイゼン・改革・DX推進の機運醸成も私の役割の一つです。社内イントラネットにポータルサイトを開設し、カイゼン・改革・DX推進に関する情報を定期的に発信しています。社内からも多くの反響があり、継続的な発信の重要性を実感しています。

業務システムのサービスマネジメント

業務システムのサービスマネジメント

これまで企画・開発した業務システムの運用を行っています。システムで業務を実施するためにテストし、必要なマニュアルを作成、社内に公開しています。また、ユーザからの問い合わせにも迅速に対応しています。

電力系統の要となる変電設備を長期間運用し、安定供給を実現する

電力系統の要となる変電設備を長期間運用し、安定供給を実現する電力系統の要となる変電設備を長期間運用し、安定供給を実現する

電力系統の要となる変電設備を長期間運用し、安定供給を実現する
富山支社 高岡電力部
変電工事課
M・H

入社 / 2019年※所属は取材当時です

入社動機は?

Q1入社動機は?

地元北陸で働きたいという思いが第一にありました。電気の安定供給という使命感を持つ北陸電力社員の姿勢に感銘を受け、生命工学を専攻していた私にとっては新たな分野への挑戦でしたが、この業界を志望しました。加えて、女性の活躍や充実した制度など、働きやすい環境も入社の決め手となりました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

電気をつくり、おくり、とどける。発電所で生み出された電力は一度50万Vや27.5万Vなど超高圧に昇圧され、その超高圧の電力を複数の変電所で適切な電圧に変換し、送電ロスを極力少なくしながら効率的に送配電します。この過程で変電部門は電力系統の要となる重要な役割を果たしています。

現在、私は高岡電力部で変電設備の更新工事に関わる計画、設計、管理を担当しています。配電盤や遮断器などの機器更新を手がける中で、保守課での経験を活かし、運転保守が安全かつ容易にできるような設備となるように心掛けています。工事期間中には現場にも出向き、進捗や作業方法に関する打ち合わせや安全指導も行います。このように電力の安定供給を長期にわたって支える重要な仕事に携わる中で、社会インフラの根幹を支え、日々の暮らしを支える実感を得られることが、この仕事の大きな魅力だと感じています。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

変電設備に関する幅広い知識と経験を積んでいきたいと思っています。先輩方から学んだのは、単に設備を更新するだけでなく、長期稼働を見据えたうえで保守性や費用対効果を考慮し、常により進化した設備へと改善し続ける姿勢です。これは北陸地域、ひいては日本への安定供給を実現するために非常に重要です。私にはまだ経験不足な部分もありますが、若手としての柔軟な発想を活かし、積極的に新しいアイデアや手法を提案・実行していきたいと考えています。従来の方法にとらわれず、これからも残り続ける社会インフラ整備に貢献していきたいと思っています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

北陸電力には充実した研修制度と現場指導があるため、電気系の専攻でなくても専門知識を深めることができます。私自身も随分助けられました。技術系の分野にも男女関係なく活躍できる環境が整っており、誰もが挑戦可能な職場だと思いますので、専門や性別にこだわりすぎず、まず一歩踏み出してみてください。

One day 私の1日

8:40

出社、関係各所と連絡

出社後、工事の施工会社やメーカーなど関係各所との連絡事項を確認します。こちらの対応や段取りで作業進捗が変わってくるので、迅速な連絡を心がけています。

出社、関係各所と連絡
9:00

工事内容の検討

運転・保守しやすい設備構成を目指し、変電設備の更新へ向けて工事内容を検討。新技術の採用による現場の施工性向上も考慮に入れ、効率的な設備更新を計画します。

10:30

工事調査

設備工事を実施する予定の現場を確認します。円滑な工事を行えるよう、事務所で図面や資料をもとに調査した後、現地で実際の工事をイメージしながら検討を重ねます。

工事調査
13:00

工事打ち合わせ

社内メンバーを含め、工事施工会社との打ち合わせを実施します。着工前に施工方法や手順について相互で確認し、課題や懸案事項をクリアにしていきます。

17:00

現場立ち会い、退社

工事中の変電所を訪れ、仕上がりをチェック。現場の施工会社とコミュニケーションを深め、工事が安全に行われるよう確認していきます。現場立ち会いを終え、一度帰社した後、退社します。

現場立ち会い、退社
北陸の厳しい自然環境下でも揺るがない送電の基盤をつくりあげていく

北陸の厳しい自然環境下でも揺るがない送電の基盤をつくりあげていく北陸の厳しい自然環境下でも揺るがない送電の基盤をつくりあげていく

北陸の厳しい自然環境下でも揺るがない送電の基盤をつくりあげていく
電力流通部 基幹系技術チームS・N

入社 / 2015年※所属は取材当時です

入社動機は?

Q1入社動機は?

地元の企業で貢献したいという思い、その中でも名前を知っている企業で働きたいという思いを持っていました。さらに、地図に残る仕事という表現があるように、自らが設計した設備が運用開始となり、地域の役に立てる、そのような仕事はなかなかないと考え、北陸電力を志望しました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

送電設備なしには電気を送り届けることはできません。そして、厳冬期の雪害など気候条件の厳しい北陸地域では、設備の維持管理に細心の注意を払いながら運用していく必要があります。現在、私は電力流通部の基幹系技術チームにおいて主に送電設備の更新に携わっています。

この仕事の最大の魅力は、その規模の大きさと地域への影響力です。送電鉄塔の建て替えや電線の張り替えなど、工事規模が大きいほど地域の電力インフラに与える影響も大きくなります。以前担当していた154kV以下の設備更新の経験を活かしつつ、より大規模なプロジェクトに挑戦できることにやりがいを感じています。送電設備の維持という基本は変わりませんが、より高い電圧を扱うことで、仕事の責任感と達成感も格段に増しました。北陸の厳しい環境下で、安定した電力供給を支える。この仕事の重要性を日々実感しています。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

電力系統に関する知識を深めること、それが目下の目標です。同じチームに変電担当者がいる利点を活かし、変電分野について学びたいと考えています。特に、現在不足している系統に関する知識を補うことで、今後の業務に大きく活かせると確信しています。具体的には、設備停止の考え方や制約などを理解し、より効率的で安全な業務遂行を目指します。この知識は、将来的に超高圧送電線の新設工事などの大規模プロジェクトにも不可欠です。

長期的には、電力需要の高まりに対応し、安定した電力供給に貢献できるプロフェッショナルになることが目標です。系統知識を深めることで、より大きなプロジェクトに携わり、北陸の電力インフラの発展に貢献していきたいと考えています。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

初めて自身の設計した鉄塔が組み上がり、無事に設備運用開始となった瞬間、言葉では言い表せないほどの達成感を味わいました。電気を担う仕事には、この仕事ならではのやりがいが間違いなく存在します。2024年の能登地震が発生し、よりいっそう電気のある日常の大切さを身に染みて実感しました。単に電気を届けるだけでなく、人々の安全と安心を支えるという大切な使命のもと、北陸の明るい毎日のために一緒にがんばりましょう。

One day 私の1日

8:40

出社、朝礼

メールチェックと各所とのやりとりから一日が始まります。朝礼ではメンバーの動きを確認し、情報共有を行います。

出社、朝礼
9:30

検査のため現場へ

設備更新工事の現場へ向かいます。鉄塔や送電線の現状を詳細に把握し、工事時の留意点や施工会社への共有事項を確認します。

14:00

検査書類作成

現場で得た情報を検査書類にまとめ、部門内で回覧します。これにより、チーム全体で現場の状況を共有します。

検査書類作成
16:30

着工前打ち合わせ

工事を担う施工会社の担当者と着工前の詳細な打ち合わせを行います。安全を最優先しつつ、迅速で円滑な工事進行のため、すべての不明点を解消します。

17:20

資料作成、退社

翌日の工事に必要な資料を作成し、一日の業務を締めくくります。帰宅後は家族との時間を大切に、明日へと気持ちを切り替えます。

資料作成、退社
デジタルトランスフォーメーションを通じて全社を変革し、未来を築いていく

デジタルトランスフォーメーションを通じて全社を変革し、未来を築いていくデジタルトランスフォーメーションを通じて全社を変革し、未来を築いていく

デジタルトランスフォーメーションを通じて全社を変革し、未来を築いていく
カイゼン・改革・DX推進室N・K

入社 / 2017年※所属は取材当時です

入社動機は?

Q1入社動機は?

学生時代は、高速な光通信とFPGAからなる百台規模のコンピュータを接続した計算機クラスタを運用・活用し、データセンタのネットワークやクラウド技術の研究をしていました。そのような知見を土台に、エンジニアとして大規模なインフラを担いたいと考え就職活動を展開。北陸電力のインターンシップに参加し、数百万のお客さまに電気を届けている巨大な電力システムの規模感に率直に感動して志望。北陸の生活に欠かせないインフラ事業を担っていきたいと思い、入社しました。

現在の仕事、その魅力は?

Q2現在の仕事、その魅力は?

北陸電力や私が所属する北陸電力送配電の業務全般を下支えし、電力の供給にも欠かせない情報通信ネットワーク基盤。この情報通信技術を武器にDXを担う私が所属するのが、カイゼン・改革・DX推進室です。送配電事業を取り巻く環境変化に対して、既存の業務の抜本的な改革、そして、これからの価値創造を見据えてDXに取り組んでいます。その中で私は、エンジニアとして戦略立案をはじめ、各現場におけるDX施策の具体的な実行を担当。そこで大切にしているのが、ゼロベースで考え、業務のあり方を問い直していくこと。前例にとどまらずなにが正しく、なにが最適なのか、現在、そして未来の技術変化も踏まえながら検討しています。全社の変革を通して、これからも地域のお客さまを支える北陸電力をつくりあげていきたいと思います。

これからの目標は?

Q3これからの目標は?

情報通信の分野はどの業務にも広範囲に関わってくるからこそ、各部門のスペシャリストと協働しながら自らの知見を広げられます。さらには、北陸電力は若手にも多くのチャレンジの機会があり、社外での多様な研修機会も豊富です。ここでなら自らの力を磨き、最先端の技術力を持ったプロを目指せる。そうして社内からあるいは社外の人からも「この技術ならこの人に聞いてみよう」「一緒に高い技術力を掛け合わせて、未来をつくっていきたい」と思ってもらえる人になりたいです。そして、その技術力をもって国内でトップランナーとなる企業になれるよう懸命に取り組んでいきたいと思います。

学生へメッセージを

Q4学生へメッセージを

電力業界は今様々な変革が求められています。これからも価値あるサービスを提供しつつ、未来に欠かせないインフラがどうあるべきかを考えていくことが私は楽しみで仕方ありません。ぜひ、一緒に新しい未来を築いていきましょう、

One day 私の1日

8:30

出社、ミーティング

出社後は当日の業務内容を確認します。部署内の作業分担を明確にし、業務に取り掛かります。

11:00

業務改革に向けた打ち合わせ

電力流通部や情報システム部など複数の主管部とともにDX施策の中の、OSS(オープンソースソフトウェア)活用に関する打ち合わせを実施。業務改革に向けたシステム検討を行います。

業務改革に向けた打ち合わせ
13:00

部内での戦略検討

カイゼン・改革・DX推進室のメンバーと、全社方針・戦略について検討します。理想となる状態を考え、そこに実効性を付与していけるよう進めています。

16:00

イノベーションタイム

改革のためのアイデア創出のため、イノベーションタイムを設けています。業務の間に時間をつくり、技術動向調査やプログラミング、他社の方との意見交換を行い、アウトプットにつなげます。

イノベーションタイム
17:20

振り返りミーティングをし、退社

1日の振り返りを実施。上司と一緒に業務の課題点や解決策を検討し、業務のカイゼンを実施します。次の日のタスクを整理し、退社します。

振り返りミーティングをし、退社
振り返りミーティングをし、退社