発電側課金(系統連系受電サービス料金)の概要

発電側課金とは

発電側課金は、系統を効率的に利用するとともに、再生可能エネルギー導入拡大に向けた系統増強を効率的かつ確実に行うため、これまで小売事業者等が全て負担してきた送配電設備の維持・拡充に必要な費用を系統利用者である発電事業者に一部の負担を求め、より公平な費用負担とする制度です。


これまでの託送料金制度と発電側課金導入後(イメージ)


系統連系受電契約に必要となる要件

発電者が当社との系統連系受電契約を希望される場合は、次の要件を満たしていただきます。

  • 新たに系統連系受電契約を希望される場合または当該契約の内容に変更が生じる場合、発電者が当該契約の締結または変更について当社を代理する発電契約者に対して申し出ること。
  • 発電者が発電または放電する電気が当社が行なう託送供給に係るものであること。
  • 発電者が電気設備を当社の供給設備に電気的に接続するにあたり、電気設備に関する技術基準、その他の法令等にしたがい、かつ、託送供給等約款別冊系統連系技術要件を遵守して、当社の供給設備の状況等を勘案して技術的に適当と認められる方法によって連系すること。
  • 高圧または特別高圧で受電する場合は、発電者が当社からの給電指令にしたがうこと。
  • 発電者が、原則として、系統連系受電サービス料金等の支払い業務を発電契約者に委託すること。
  • 発電者が当該契約の消滅後に接続された電気を当社が無償で受電することについて承諾すること。

ただし、発電契約者と同一の者である発電者については、1.および5.の要件を除きます。



系統連系受電契約の契約期間

契約期間は、発電設備等に係る供給地点において臨時接続送電サービスを利用される場合等特別の事情がある場合を除き、系統連系受電契約が成立した日から、料金適用開始の日以降1年目の日までとし、契約の消滅または変更がない場合は、自動延伸いたします。
なお、発電設備等に係る供給地点において臨時接続送電サービスを利用される場合等特別の事情がある場合の契約期間は、系統連系受電契約が成立した日から、発電者と当社との協議により定めた期間といたします。



発電側課金の対象

当社の系統に接続し、かつ、系統側に逆潮させている電源全てが課金対象となります。
ただし、同時最大受電電力が10kW未満と小規模な場合であり、実際の逆潮流が10kW未満の場合や、2024年3月31日までに認定を取得したFIT/FIP電源の場合は、課金対象外となります(買取期間または交付期間の終了後は、課金対象となります。)。


発電側課金の対象に関する基本的な考え方(系統に接続し、かつ、系統側に逆潮させている電源全てを課金対象とする) ただし、以下については課金対象外(系統側への逆潮が10kW未満の電源、調達期間等内の既設定FIT/FIP)









ご相談、お問い合わせ

ご不明な点は、ネットワークサービスセンターまでお問い合わせください。

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