マンスリーレポート(2024年4月分)
志賀原子力発電所の概況、トピックス、運転保守情報について等、毎月レポートいたします。
1.概 況
(1)志賀原子力発電所1号機
4月は定期検査のため停止していました。(2011年10月8日より第13回定期検査を実施中)
(2)志賀原子力発電所2号機
4月は定期検査のため停止していました。(2011年3月11日より第3回定期検査を実施中)
2.トピックス
4月は、ありませんでした。
3.事故・故障等の情報
志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定等に基づき、国、石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
4月は、該当するものはありませんでした。
4.運転保守情報
志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書等に基づき石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
発 生 月 日 |
連 絡 月 日 |
件名・事象の概要 |
連 絡 区 分 |
詳 細 |
2024年 4月26日 | 2024年 4月26日 (公表済) |
4月26日18時34分 石川県能登地方を震源とする地震発生について
2024年4月26日18時34分、石川県能登地方を震源とする最大震度3(マグニチュード2.5)の地震が発生し、志賀町において震度3(1号機原子炉建屋地下2階の地震計は動作なし(揺れは未観測))が観測されました。 志賀原子力発電所は、1、2号機とも定期検査により停止中です。 発電所に設置しているモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はありません。また、この地震による発電所設備への影響はありません。 | Ⅰ | プレス リリース 4/26 |
2024年 1月1日 (3月8日から開始した点検で確認した事象) |
2024年 5月10日 |
志賀原子力発電所2号機 低圧タービン「伸び差大」警報発生に伴うタービン・発電機の点検状況について
令和6年能登半島地震により、2024年1月1日(月)に志賀原子力発電所2号機(第3回定期検査中)低圧タービンにて「伸び差大」の警報が発生しました。 警報発生の原因は、地震の揺れによりタービン・発電機の軸が発電機側にずれたことによるものと推定しており、ずれの影響範囲を含め、3月8日(金)からタービン・発電機全体の詳細点検を実施しています。 詳細点検は、2024年度上期中に完了する予定としており、これまで高圧タービン、低圧タービン(A)および発電機の点検を実施した結果、連絡区分Ⅲに該当する事象を確認しました。 今後、必要な補修および復旧を実施するとともに、残りの低圧タービン(B)、(C)の点検において同様な事象を確認した場合は、同様の補修および復旧を実施します。 なお、今回の不具合による外部への放射能による影響はありません。 |
Ⅲ | 2,512KB |
2024年 4月25日 | 2024年 5月10日 |
志賀原子力発電所2号機 燃料プール冷却浄化ポンプの自動停止について
志賀原子力発電所2号機(第3回定期検査中)において、2024年4月25日(木) 17時22分頃、燃料プール冷却浄化系の点検に伴い、燃料プール冷却浄化ポンプ(以下、「FPCポンプ」)2台運転の状態から1台運転にするため、FPCポンプ(B)を停止したところ、FPCポンプの流量異常を示す警報が中央制御室に発生し、運転中のFPCポンプ(A)が自動停止しました。 調査の結果、FPCポンプ2台運転から1台を停止する際に、本来、ポンプ吐出流量を減少させる操作を実施すべきところ、流量を減少させる操作を実施しておらず、FPCポンプ(A)側の流量が通常時より多くなったことを検知し、ポンプが自動停止したことを確認しました。 その後、自動停止したポンプを含め、使用済燃料貯蔵プールの冷却に必要な設備に異常がないことを確認し、同日19時15分にFPCポンプ(A)を再起動しました。 使用済燃料貯蔵プールの水位及び水温に変化はなく、使用済燃料プールの冷却に影響はありませんでした。 なお、本事象による外部への放射能による影響はありません。 |
Ⅲ | 41KB |
連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。
連絡区分 Ⅰ : 直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅱ : 区分Ⅰよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅲ : 保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの