
マンスリーレポート(2021年12月分)
志賀原子力発電所の概況、トピックス、運転保守情報について等、毎月レポートいたします。
1.概 況
(1)志賀原子力発電所1号機
12月は定期検査のため停止していました。(2011年10月8日より第13回定期検査を実施中)
(2)志賀原子力発電所2号機
12月は定期検査のため停止していました。(2011年3月11日より第3回定期検査を実施中)
2.トピックス
12月は、ありませんでした。
3.事故・故障等の情報
志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定等に基づき、国、石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
12月は、該当するものはありませんでした。
4.運転保守情報
志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書等に基づき石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
発 生 月 日 | 連 絡 月 日 | 件名・事象の概要 | 連 絡 区 分 | 詳 細 |
2021年 12月10日 | 2022年 1月7日 | 志賀原子力発電所1号機 タービン補機冷却水 系配管からの漏えいについて 志賀原子力発電所1号機(第13回定期検査中) において、2021年12月10日(金)20時頃、タービン 補機冷却水系※1(以下「TCW系」という。)の サージタンク※2水位が低下していることを運転員 が確認しました。 TCW系を調査したところ、屋外にある循環水 ポンプ※3(A)のモーターの軸受に冷却水を送る 配管から冷却水が漏えいしていることを発見しま した。 TCW系を停止して漏えいを止め、その後、当 該配管の閉止措置を施した後、TCW系を再起動 しました。 調査の結果、当該配管を包む保温材の隙間から 雨水が浸入して配管が外面から腐食し、漏えいに 至ったものと推定しています。 なお、漏えいした水は放射性物質を含んでおら ず、本事象による外部への放射能の影響はありま せん。 ※1 タービン関連の補機(ポンプ、モーター 等)に冷却水を供給するための系統 ※2 TCW系冷却水の温度変化による膨張・ 収縮の吸収等を行うためのタンク ※3 復水器に冷却水(海水)を供給するポン プで、プラント起動前まで運転しない | Ⅲ | 99㎅ |
連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。
連絡区分 Ⅰ : 直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅱ : 区分Ⅰよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅲ : 保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの