eね!サポート 2023年5月版-Vol.147-

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○  北陸電力メールマガジン「eね!サポート」2023年5月版/Vol.147

        ~お客さまの省エネをお手伝いします~
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こんにちは!北陸電力 エネルギー営業部です。

いつも北陸電力メールマガジンをご覧いただきありがとうございます。

2023年5月5日に石川県能登地方で発生した地震により被害を受けられた皆さま
に、心からお見舞い申し上げます。
北陸電力株式会社および北陸電力送配電株式会社では、ホームページにおいて
お客さまからの停電・電気の設備に関するお問い合わせ、電気のご使用に関す
るお問い合わせを承ります。

 □各種お問い合わせ窓口
  https://www.rikuden.co.jp/info/inquiry.html


今回は、今月施行された省エネ法改正のポイントと国の設備更新に関する補助
事業、またカーボンニュートラルに関する当社プレスについての情報をお届け
します。


※本メールは、配信を希望いただいた方にお送りしております
※新規登録・配信先変更・配信停止のお手続きは、文末をご覧ください




●○ eね!サポート情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


┏─────────────────────────────────┓
 省エネ法の改正、2023年4月1日から施行されたポイントについて
┗─────────────────────────────────┛
エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)は、原油換算1,500kl/
年以上を使用する事業者に対して、定期的にエネルギーの使用状況等の報告を
求め省エネの取組みの見直しや計画の策定等を行っていただくための法律です。

これまで化石エネルギーの使用の合理化等が求められてきましたが、改正後は
非化石エネルギーを含めたすべてのエネルギーの使用の合理化および非化石エ
ネルギーへの転換、電気の需要の最適化を目指す法律に変わりました。

<これまで>
 化石エネルギーの使用の合理化

<改正後の3つのポイント>
 1. すべてのエネルギーの使用の合理化
 2. 非化石エネルギーへの転換
 3. 電気の需要の最適化


》》》 ポイントの解説

 1. すべてのエネルギーの使用の合理化
 ──────────────────────────────────
 報告対象に非化石エネルギーが加わり、すべてのエネルギーの使用の合理化
 が求められます。

 ○これまでの省エネ法のエネルギー使用の合理化の範囲
  化石エネルギー ・・・石油、揮発油、可燃性天然ガス、石炭等

 ◎改正省エネ法のエネルギー使用の合理化の範囲
  化石エネルギー ・・・石油、揮発油、可燃性天然ガス、石炭等
    +
  非化石エネルギー・・・黒液、木材、廃タイヤ、廃プラスチック、水素、
             アンモニア、非化石熱・非化石電気(※)等
             ※太陽熱、太陽光発電電気など

 2. 非化石エネルギーへの転換
 ──────────────────────────────────
 非化石エネルギーへの転換の目標に関する中長期計画の作成、および非化石
 エネルギーの使用状況等の定期報告を行うことが求められます。
 目標については国が定める目安の有無によって何を設定するかが異なります。
 詳細は下記リンク、省エネ法の手引きの12ページをご確認ください。

 3. 電気の需要の最適化
 ──────────────────────────────────
 再エネ出力制御時への電力の需要シフトや、電力の需給ひっ迫時の電力の需
 要減少を促すため、電力の需給状況に応じた「上げDR(再エネ余剰時等に電
 力需要を増加させる)」「下げDR(電力需給ひっ迫時に電力需要を抑制させ
 る)」の実績報告を行うことが求められます。

 >電力使用量の報告方法も変更になっています
  これまでは[昼間/夜間/平準化時間帯(夏季・冬季の昼間)]に分けてい
  た報告が、今後は[月別(1カ月単位)]または[時間帯別(30分または
  60分単位)]に変わり、加えてDRを実施した日数も報告する方法になりま
  した。


 □詳細はこちら
  経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ法の手引き(工場・事業場編)
  ~令和4年度改正対応~
  https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/media/data/shoene_tebiki_01.pdf



┏─────────────────────────────────┓
 お教えします、いま受けられる各種補助金情報
┗─────────────────────────────────┛
本年度の国の予算,前年度補正予算で執行される補助事業をご紹介します。
なお、対象となるエネルギー設備毎に補助内容、申請先が異なります。また、
申請にあたっては公募要領等を必ずご確認ください。


=その1=
【工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)】
───────────────────────────────────
2030年度温室効果ガス削減目標の達成や2050年カーボンニュートラルを実現す
るため、工場・事業場における脱炭素に向けた取り組みを支援する補助金です。

◇公募時期
(1)CO2削減計画策定支援 : 5月15日~7月14日(予定)
(2)省CO2型設備更新支援 : 5月15日~6月15日(予定)

◆活用のポイント
・CO2削減計画を策定し、CO2削減計画に基づく設備更新に対して補助金が交付
・中小企業のみを対象とした設備更新補助事業が多い中、大企業でも活用可能
 な補助金
・中小企業であれば、CO2削減計画に対しても補助金が適用され、設備更新事
 業ではCO2削減量に応じて補助額が増加し、補助率は最大1/2となる
・令和5年度の事業内容では令和4年度から3点の支援が追加
 (1)CO2削減計画策定支援に”DX型計画”が追加
 (2)省CO2型設備更新支援に”大規模電化・燃料転換事業”が追加
 (3)企業間連携先進モデル支援が追加

 □SHIFT事業トップページ
  https://shift.env.go.jp/offering/2023


=その2=
【省エネルギー投資促進支援事業費補助金】
───────────────────────────────────
工場・事業場において省エネ性能の高い設備への更新を支援する補助金です。
対象事業のうち「(C)指定設備導入事業」が設備更新で定額補助を受けられる
事業であり、利用しやすくなっています。

◇公募時期(二次公募(予定))
 5月下旬~6月下旬

◆活用のポイント
・SIIが補助対象設備として指定した設備へ更新することで申請できる事業
・設備種別・性能(能力)毎に設定された定額の補助が受けられる
 (補助対象設備一覧はホームページに公開されています)
・EMS機器を用いるエネマネ事業を加え、両方を申請することが可能

 □一般社団法人環境共創イニシアチブ 事業概要パンフレット
  https://sii.or.jp/shitei04r/uploads/panflet_gaiyou_cd.pdf

 □『(C)指定設備導入事業』 補助対象設備一覧
  https://sii.or.jp/cutback04/search


今後も補助事業について更新情報があった際には本メールマガジン等を通して
みなさまに情報提供をしてまいりますので、引き続き省エネメルマガをお見逃
しなく。




●○ 脱炭素・カーボーンニュートラルの話題から ━━━━━━━━━━━━


┏─────────────────────────────────┓
 石川県の2箇所で水素ステーションを開所しました
┗─────────────────────────────────┛
燃料電池自動車、FCVをご存知でしょうか。燃料電池で発電し、モーターを動
力にして走る電気自動車のことで、CO2排出ゼロの究極のエコカーとも言われ
ています。燃料になるのは水素や改質メタノール、改質ガソリンで、これから
の普及のためには、技術向上や製造コストの抑制といった課題の他に、燃料を
供給するステーション(水素燃料の場合は水素ステーション)の整備が不可欠
です。

この度、当社は一般社団法人能登スマート・ドライブ・プロジェクト協議会の
「能登スマート・ドライブ・プロジェクト」の一環で、能登・金沢の2箇所に
設置される水素ステーションの運営業務委託先に選定され、4月26日の開所と
ともに供給を開始しました。水素ステーション内では水を電気分解して水素を
製造しており、この電気分解に当社が供給する再エネ電気を利用する等、より
脱炭素を推進した設備になっています。

当社は本事業を通して、「能登スマート・ドライブ・プロジェクト」の推進に
貢献するとともに、将来普及拡大が見込まれる水素に関する知見を獲得し、地
域に根差したインフラ事業者として、北陸地域の活性化に寄与していきます。

 □当社プレスリリース「石川県水素ステーション運営業務の開始について」
  https://www.rikuden.co.jp/press/attach/23041802.pdf

 □能登スマート・ドライブ・プロジェクト
  https://www.pref.ishikawa.jp/syoko/notosmartdrive/



・◎ 編集後記 ◎・

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今年は花暦の草花が1~2週間ほど早く各地で見頃を迎えています。これから開
花したり実を付けるものが増えますが、少し昔に「ど根性○○」と呼ばれる植
物が話題になったことを思い出しました。私が見たのは道路のアスファルトの
脇で実をつける「ど根性苺」でした。
もちろん植物には根性といった心は(恐らく)無く、土壌や気候、水といった
様々な条件が揃って発芽したに過ぎません。一生懸命とか健気といった感受性
は人間が付ける特有のものですが、そういった感情抜きに環境に適応して育つ
植物の様を見ていると、現実に向き合う時にも、根性は無くとも変化に応じて
いけば何とかなるよ、そういうメッセージがあるように思います。




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 □「eね!サポート」ホームページ
  https://www.rikuden.co.jp/cleaneco/



●○ お問合せ先 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 □発行元:北陸電力株式会社
      エネルギー営業部 エネルギーソリューションチーム
      syou-ene@rikuden.co.jp

 □北陸電力に関するご意見・各種お問合せ
  https://www.rikuden.co.jp/info/inquiry.html


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