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自然と共存する再生可能エネルギー。水力発電による安定供給を維持するためデジタル機器を駆使した細やかな点検を貫く。大野水力センター発電保守課 金巻順也MOVIEを見る

九頭竜川水系の豊かな水を利用し、日本最大規模の斜流水車(デリア水車)によって多くの電気を生み出す西勝原(にしかどはら)第三発電所。安定供給の維持と技術革新によってさらなる発電電力量の拡大を目指す。

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 福井県大野市内から国道158号線を東に車を走らせると、九頭竜川に架かる越美北線の赤い鉄道橋とともに、国道をまたぐように斜めに伸びる大きな水圧鉄管が見えてくる。仏原ダムで貯めた水を全長約3,058mの導水路トンネルと全長約179mの水圧鉄管を経て,西勝原第三発電所へ最大56m3/sの水を導き、斜流水車では国内最大規模の出力を誇る49,500kWの電力を生み出している。最大直径4.7m、傾斜39.9度の水圧鉄管は、真下から見上げると想像以上に大きな存在感を見せる。

 雪の季節には、冬期通路を使って発電所へと下りる。身長に達するほどの雪が積もることもあるため、水圧鉄管の巡視点検では、かんじきを履き、声を掛け合いながら慎重に歩みを進める。雪の踏み抜きや滑落などの危険性も高まるため、通常の倍の時間をかけながら、自身や他の作業員の安全確保に細心の注意を払いつつ巡視点検を行う。発電所内部での点検では、水車と発電機を繋ぐ円柱状の主軸が勢いよく回り続ける水車室など、設備に過熱・振動・異音・異臭が発生していないか時間をかけて巡視点検を行う。

全長約197m、傾斜39.9度の水圧鉄管

巡視路と逆側の水圧鉄管をドローンで確認

 発電保守課の業務は、水力発電所内や水圧鉄管だけでなく、山間部のダムや導水路に至るまで点検箇所は多岐にわたる。より確実で安全な巡視点検を行うために導入されたのがウェアラブルカメラとドローンだ。ウェアラブルカメラは発電所内の情報をリアルタイムで事務所と共有する緻密な連携を可能にし、さらにドローンは山間部の踏み入れ困難な現場での速やかな状況確認を可能にした。自らの感覚をフルに活かした地道な確認とデジタル技術の融合によって、業務の効率性は格段に向上し、安全かつ確実な巡視点検が実現できるようになった。

 福井県の水資源の大動脈となっている九頭竜川。そこに位置する西勝原第三発電所の運転調整と仏原ダムの水系運用によって、灌漑用水や水道用水などを確保するだけでなく、鮎釣りや漁業関連などで河川を利用する地域住民の安全を守る重要な役割も担っている。水力発電に携わる一員として、電力の安定供給を維持することを使命と捉え、環境の変化に対して柔軟に対応することを日々心がけて業務に取り組んでいる。

ウエアラブルカメラと巡視端末でリアルタイムに事務所と連携

自然エネルギーを最大限に有効活用できる水力発電所を目指していきたい、と語る

 北陸電力がお客さまに届ける電気は、全体の28%(2019年度)が水力発電。この数字は全国でもトップを誇るが、さらに2030年までに、年間の発電電力量を1.4億kWh拡大(2018年度対比)することを目標に掲げている。「新しい技術を積極的に取り入れ、自然エネルギーを最大限に有効活用できる水力発電所を目指していきたい」。現状に甘んじることなくさらに上を目指し、自然と共存するクリーンで再生可能な水力発電の大いなる可能性を切り拓いていく。

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