10年前の冷蔵庫と比べ、現在のものは約45%省エネになっています。
家電の買替で省エネチェック
家電製品を始めとする近年のエネルギー消費機器は、効率が大幅に向上しています。機器を購入する際に、省エネ型の製品を選択することが家庭の省エネにつながります。
家庭で消費割合の高い家電製品
冷蔵庫
最新の冷蔵庫は省エネ性能が高く、機能が充実しています。
最新モデルはこんなに省エネ

適切な大きさのものを選びましょう

ライフスタイルや家族の人数に合わせて、大きさや機能を選ぶことが省エネにつながります。
インバーター制御
従来は一定だったコンプレッサーやモーターなどの回転数を変化させ、効率よく運転する技術です。
ドアの開閉や庫内・周辺温度に適したモーターの回転数に制御することで、きめ細かい運転ができるため、大きな省エネ効果を発揮します。
便利な機能も充実しています
【うるおい保存機能】
高湿度でうるおいを与えながら保存する上、脱臭機能や除菌機能を併用して他の食品へのニオイが移るのもおさえます。
【急速冷凍機能】
-30℃以下の冷風を使った急速冷凍により、食品の味や風味を落とさず冷凍しておくことができます。
※メーカーによって使用できる機能は異なりますので、カタログ等でご確認ください。
照明器具
省エネ性と寿命で選ぶならLEDランプがおすすめです。
最新モデルはこんなに省エネ

LEDランプは、一般の電球と比べ消費電力が約84%省エネになっています。
電球形蛍光ランプに取り替える
- 54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換した場合
- 年間で84.00kWhの省エネ、約1,826円の節約
電球形LEDランプに取り替える
- 54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換した場合
- 年間で90.00kWhの省エネ、約1,956円の節約
- 出典:使用量は経済産業省 資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド」、料金単価は北陸電力のモデルケース(260kWh)、「従量電灯B」約22円で算定
ランプの種類によって寿命が異なります

LEDランプを選ぶ際の注意点

LEDランプにも口金のサイズが「E26」と「E17」があります。事前に器具の形状や表示を確認しましょう。また、使用する場所に合わせ、「密閉型機器対応」や「断熱材施工器具対応」を選びましょう。
テレビ
省エネ機能がついたテレビを選びましょう。
最新機種はこんなに省エネに

9年程前の液晶テレビと比較すると約54%も省エネになっています。
部屋の広さやテレビの視聴のしかたによって、画面の大きさや機能を選びましょう
お部屋と製品のサイズは合っていますか?ハイビジョンテレビの視聴距離は画面の高さの3~4倍が目安。
待機時消費電力の小さい製品が増えてきています
近年、待機時消費電力0.2W以下という省エネ性能が優れた製品も出てきています。
- 出典:経済産業省 資源エネルギー庁 「家庭の省エネ徹底ガイド」
エアコン
省エネ性はもちろん快適性も高くなっています。
最新モデルはより省エネに

最近のエアコンは高効率で、省エネ性能がアップ。20年前と比較すると約25%も省エネになっています。
暖房時の性能は「低温暖房能力」等で確認
「低温暖房能力」は外気温2℃、室温20℃時の暖房能力をkWで表示。数値が大きいほど暖房能力が高くなります。また、霜取り運転時の室温低下を抑える機種なら、北陸の厳しい冬でも、より快適です。
最新機能はムダを見つけて自動で省エネ
【センサー機能】
人の動きや物の配置、室内の温度をセンサーがすばやく感知し、必要な場所に気流を自動的に調整してくれます。
【遠隔操作機能】
外出先からスイッチオフが可能。切り忘れた場合でも外出先から操作できます。
※メーカーによって使用できる機能は異なりますので、カタログ等でご確認ください。
省エネでお得なエアコン
温水洗浄便座
最新式は電気も水も節約できます。
省エネで選ぶなら瞬間式がおすすめです

いろんな機能でさらに省エネできます
- フタを閉めた場合と開けっ放しの場合と比較すると(貯湯式)
- 年間で34.90kWhの省エネ、約758円の節約
【節水型便器】
水の流れを追求し、少ない水量で洗浄できる便器は、普段通りに使うだけで節水につながります。
【便ふた自動開閉】
センサーが人を感知して、ふたを自動で開閉。閉め忘れがないため、暖房便座の保温性が高まり省エネです。
省エネ機能がついた進化した温水洗浄便座
【瞬間暖房便座】
使うときだけ便座を温める機能です。便座保温の電力を節約できます。
【自動節電】
使用していない時間帯は自動で温度を下げて節電します。
【瞬間式温水】
おしり洗浄やビデ洗浄を使うときのみ水を温めるため、保温する必要がないので節電になります。
【便座に沿った便ふた】
便座側面からの放熱を防ぎます。
※メーカーによって使用できる機能は異なりますので、カタログ等でご確認ください。
- 出典:使用量は経済産業省 資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド」、料金単価は北陸電力のモデルケース(260kWh)、「従量電灯B」約22円で算定
洗濯乾燥機
家族や人数に合わせた容量にしましょう
毎日洗濯をする場合
容量の目安は1人1日約1.5 kg
一般的に容量が大きくなるほど消費電力が大きくなります。家族人数にあわせて、適したサイズを選びましょう。
- 出典:(社)日本電機工業会ホームページ「洗濯機を選ぶ時のポイント」
最新の機種で節水になります
【ドラム式】
洗濯機には「ドラム式」と「縦式」の2種類があり、ドラム式洗濯機では、衣類を上から落とす「たたき洗い」をするため従来の全自動洗濯機に比べ少ない水で洗うことが出来ます。
【風呂ポンプ】
お風呂の残り湯を利用して洗濯できるので、使用水量を節約できます。
【水位センサー】
洗濯量に合わせて水位を調整するので、ムダな水をカットできます。
※メーカーによって使用できる機能は異なりますので、カタログ等で確認ください。
ヒートポンプ式乾燥機なら省エネにつながります

ヒートポンプ技術により、ヒーター式に比べ電気使用量が少なくすみます。また、温風温度が低いので、衣類の縮みや傷みが少ないメリットもあります。
関連サイト
環境省では、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」を公開しています。
これは、家電を買い替えることによる効果が簡単にわかるシステムで、新旧の家電の年間電気代や年間消費電力量、CO2排出量などを算出し、グラフで比べて見せてくれます。
簡単にアクセスできるので、ぜひ試してみてください。