マンスリーレポート(2023年8月分)
志賀原子力発電所の概況、トピックス、運転保守情報について等、毎月レポートいたします。
1.概 況
(1)志賀原子力発電所1号機
8月は定期検査のため停止していました。(2011年10月8日より第13回定期検査を実施中)
(2)志賀原子力発電所2号機
8月は定期検査のため停止していました。(2011年3月11日より第3回定期検査を実施中)
2.トピックス
8月は、ありませんでした。
3.事故・故障等の情報
志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定等に基づき、国、石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
8月は、該当するものはありませんでした。
4.運転保守情報
志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書等に基づき石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
発 生 月 日 |
連 絡 月 日 |
件名・事象の概要 |
連 絡 区 分 |
詳 細 |
2023年 8月8日 | 2023年 8月9日 (公表済) |
志賀原子力発電所1号機 非常用ディーゼル発電機燃料油配管からの燃料油の漏えいについて 志賀原子力発電所1号機(第13回定期検査中)において、2023年8月8日(火)15時頃、非常用ディーゼル発電機※1B号機の定例試験中に、ディーゼル機関の燃料油配管から燃料油(軽油)が漏えいしていることを確認しました。 当該機関の停止により燃料油の漏えいは停止しました。また、漏えいした燃料油(約27リットル)は漏えい拡大防止の区画内に収まっており、適切に回収しました。 本事象による外部への放射能の影響はありません。(8月9日お知らせ済み) その後の調査の結果、燃料油配管のガスケット※2に割れがあり、これにより燃料油が漏えいしたことを確認したため、当該ガスケットを取り替え、復旧しました。 ガスケットに割れが発生した原因は、ディーゼル機関の運転による振動等に伴いガスケットの片側の取付ボルトが徐々に緩み、ガスケットにかかる押付けの力に偏りが生じたことに伴い、ガスケットに引張力が加わったことによるものと推定しています。 今後は、月1回の定例試験前に取付ボルトに緩みがないことを確認するとともに、念のため、ガスケットの交換をより高頻度に行うこととし、再発防止に努めてまいります。 ※1 非常用ディーゼル発電機: 発電所の外部電源喪失時に所内への電源を供給するためのディーゼル機関駆動の非常用発電機 ※2 ガスケット: 構造に密封性をもたせるため、配管接続部に設置する部材 |
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連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。
連絡区分 Ⅰ : 直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅱ : 区分Ⅰよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅲ : 保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの