
マンスリーレポート(2020年2月分)
志賀原子力発電所の概況、トピックス、運転保守情報について等、毎月レポートいたします。
1.概 況
(1)志賀原子力発電所1号機
2月は定期検査のため停止していました。(平成23年10月8日より第13回定期検査を実施中)
(2)志賀原子力発電所2号機
2月は定期検査のため停止していました。(平成23年3月11日より第3回定期検査を実施中)
2.トピックス
2月は、ありませんでした。
3.事故・故障等の情報
志賀原子力発電所における事故、故障等に関する情報です。
これは、法令・安全協定等に基づき、国、石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
2月は、該当するものはありませんでした。
4.運転保守情報
志賀原子力発電所における機器の修理等の運転保守に関する情報です。
これは、法令および安全協定には該当しませんが、連絡基準覚書等に基づき石川県、志賀町等関係自治体に連絡しているものです。
発 生 月 日 | 連 絡 月 日 | 件名・事象の概要 | 連 絡 区 分 | 詳 細 |
2020年 2月6日 | 2020年 3月10日 | 志賀原子力発電所1号機 非常用ディーゼル発 電機の潤滑油配管の溶接端部からの油滴下につい て 志賀原子力発電所1号機(第13回定期検査中) において、2020年2月6日(木)15時頃、非常用ディ ーゼル発電機※1B号機の定例試験を行っていたと ころ、ディーゼル機関の燃料噴射ポンプ※2に潤滑 油を供給する配管の溶接端部から潤滑油が滴下し ていることを確認しました。潤滑油の漏えい量は ごく僅か(11秒に1滴)であり、当該ディーゼル 発電機の機能・性能に影響を及ぼすものではあり ませんでした。また、本事象による外部への放射 能の影響はありません。 調査の結果、溶接端部の表面に長さ6mm程度 の線状の傷があり、その傷から潤滑油が漏えいし ていることを確認しました。 線状の傷が発生した原因は、当該ディーゼル発 電機の試運転時に一時的に当該部の振れが大きく なるような回転数で運転したこと及び溶接端部に 応力が蓄積したことにより発生したためと推定し ています。 今後、当該潤滑油配管については、振動低減を 図るとともに、溶接端部の仕上げ方法を見直した 新品配管への取り替えを行います。 なお、志賀原子力発電所の電源は、外部電源に より確保されており、万が一外部電源が喪失した 場合においても、他の非常用ディーゼル発電機に より確保されます。 ※1 非常用ディーゼル発電機: 発電所の外部電源喪失時に所内への電源を 供給するためのディーゼル機関駆動の非常用 発電機 ※2 燃料噴射ポンプ: ディーゼル機関の各シリンダに設置されて いるものであり、燃料噴射管を通じてシリン ダに燃料を送るポンプ | Ⅲ | 149KB |
連絡基準覚書とは、石川県、志賀町との間で締結した「志賀原子力発電所における石川県・志賀町への連絡基準に係る覚書」です。
連絡区分 Ⅰ : 直ちに連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅱ : 区分Ⅰよりも緊急性の程度は低いが、速やかな連絡が必要なもの
連絡区分 Ⅲ : 保守情報として定期的(原則、翌月10日まで)に連絡することが適当なもの