北陸電力送配電株式会社の託送供給等約款が経済産業大臣の認可を受け、4月1日からの託送料金の見直し内容が確定したことから、当社は、その見直し相当分を規制料金※1に反映するため、2024年2月5日、経済産業大臣に特定小売供給約款の変更の届出を行いました。その後、北陸電力送配電株式会社から、発電側課金に係る事業者に対する通知内容の一部について、誤りがあったとの連絡を受けました。これにより、特定小売供給約款の内容に変更が生じたことから、2024年2月13日、経済産業大臣に特定小売供給約款の変更届出の再提出を行いました。

 託送供給等に係る収入の見通しの反映および発電側課金※2の導入を踏まえた託送料金の見直し相当分について、経済産業省令の特定小売供給約款料金算定規則に基づき再算定した結果、規制料金への影響は平均+0.02円/kWhから、平均+0.03円/kWh(消費税等相当額を除く)へ変更となります。

 なお、規制料金と同じ料金体系である従量電灯ネクストや、オール電化住宅向けのくつろぎナイト12等の低圧自由料金※3および高圧・特別高圧の料金メニューについては、今回の託送料金見直し相当分の電気料金への反映は行いません。



※1 規制料金:一般家庭(オール電化住宅等を除く)および小規模な工場・商店等の低圧で受電されるお客さまの電気料金のうち、特定小売供給約款で定める電気料金
 (従量電灯、定額電灯、臨時電灯、公衆街路灯、低圧電力、臨時電力、農事用電力)


※2 発電側課金:電力系統の効率利用および再生可能エネルギーの導入拡大等に向けた送配電設備の維持・拡充を効率的かつ確実に行う観点から、託送料金の一部を系統利用者である発電事業者にも負担を求める制度


※3 低圧自由料金:低圧で受電されるお客さまの電気料金のうち、規制料金以外の電気料金


今回の見直し対象 規制料金 従量電灯、定額電灯、臨時電灯、公衆街路灯、低圧電力、臨時電力、農事用電力 低圧自由料金と高圧・特別高圧は改定対象外

[参考]北陸電力送配電株式会社ホームページ

 託送供給等に係る収入の見通しの変更承認申請について(2023年9月29日お知らせ済み)
 https://www.rikuden.co.jp/nw_press/attach/23092903.pdf
 託送供給等に係る収入の見通しの承認について(2023年11月24日お知らせ済み)
 https://www.rikuden.co.jp/nw_press/attach/23112401.pdf
 託送供給等約款の変更認可申請(2023年12月1日お知らせ済み)
 https://www.rikuden.co.jp/nw_press/attach/23120101.pdf
 託送供給等約款の認可(2024年1月17日お知らせ済み)
 https://www.rikuden.co.jp/nw_press/attach/24011722.pdf




1.規制料金への反映内容

●特定小売供給約款料金算定規則に基づき、需要側託送料金の減少による影響および発電側課金の導入による影響を算定した結果、規制料金への影響は平均+0.03円/kWhとなり、当該影響分を規制料金へ反映いたします。


託送料金見直しに伴う規制料金原価の変動額および変動単価(原価算定期間平均)

需要側託送料金の減少による影響 発電側課金の導入による影響 規制料金への影響は平均+0.02円/kWh



2.託送料金見直し相当分を反映した規制料金の料金単価・ご契約条件の見直し

●2024年4月 1日以降適用される料金単価およびご契約条件の見直し内容はこちらからご確認いただけます。


詳しくはこちら  新旧単価一覧・約款



3.主な規制料金メニューの見直し影響[月額]

●主な規制料金メニューの見直し影響額および率は以下のとおりです。


主な規制料金メニューの改定額および改定率

・消費税等相当額を含みます。
・2023年10月~2023年12月の平均燃料価格による燃料費調整単価(▲9.42円/kWh )で算定しております。
 (政府の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による差引き単価▲3.5円/kWhを含みます。)
・再生可能エネルギー発電促進賦課金は、1.40円/kWhで算定しております。
・上記はモデルケースに基づき算定した目安の金額であり、実際のご負担額は、ご使用状況や燃料費調整額等により変動する場合がございます。




4.お客さまご自身の電気料金影響額シミュレーション

●お客さまの電気料金影響額につきましては、「電気料金影響額シミュレーション」をご利用ください。


電気料金影響額シミュレーション

本影響額シミュレーションは、2024年3月31日以前の電気料金単価で算定した金額と2024年4月1日以降の電気料金単価で算定した金額を比較するものです。

下記ご契約は「電気料金影響額シミュレーション」では対応しておりませんので、影響額をご確認されたい方はお手数をおかけいたしますが、専用ダイヤル(0120-012433)にご連絡ください。

・従量電灯A
・定額電灯
・公衆街路灯(A・B)
・臨時電灯(A・B・C)
・農事用電力(A・B・脱穀調整需要)




(参考)託送料金の主な見直し内容

●発電側課金※の導入に伴い、従来から設定している小売電気事業者に向けた需要側託送料金の一部を、今回新たに設定する発電事業業者に向けた料金(発電側課金)として回収するよう、託送料金を見直すものです。
●見直しにあたっては、2023年11月に経済産業大臣の変更承認を受けた、第1規制期間(2023年度~2027年度)における託送供給等に係る収入の見通しの増加を反映(44億円)しています。


※電力系統の効率利用および再生可能エネルギーの導入拡大等に向けた送配電設備の維持・拡充を効率的かつ確実に行う観点から、託送料金の一部を系統利用者である発電事業者にも負担を求める制度です。


現行の託送料金制度と発電側課金導入後の託送料金制度イメージ



よくあるご質問

託送料金の見直しを反映した規制料金の電気料金単価はいつから適用されるのですか? 開く +

2024年4月1日以降のご使用分から適用させていただきます。

私の家の電気料金は、いくらになるのですか? 開く +

当社ホームページに、お客さまの料金メニューに対する影響額が算定できる「電気料金影響額シミュレーション」をご用意しておりますのでご利用ください。
また、お問い合わせ専用ダイヤル(0120-012433)へお電話いただければお客さまの影響額につきましてお答えいたします。

託送料金の見直しは、なぜ規制料金だけに反映されるのですか? 開く +

今回の規制料金の見直しは、国の法令に基づいたものであり、何卒ご理解をお願いいたします。




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