志賀原子力発電所の安全対策

平成28年4月27日 原子力規制委員会

当社コメント

 当社志賀原子力発電所の敷地内シームの調査については、「志賀原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合」において平成26年3月から2年余りにわたり議論が行われ、本日、同会合から原子力規制委員会に「北陸電力株式会社志賀原子力発電所の敷地内破砕帯の評価について」(評価書)の報告がなされました。

当社の主張

 今回報告された評価書は、これまでの有識者会合において、当社から説明する機会が十分にない中でとりまとめられたものであり、また、新規制基準への適合性確認審査の場においては、あくまで参考意見として取り扱われるものであります。

 今後、志賀原子力発電所の安全性については、新規制基準への適合性確認審査の場であらためて審議されることになります。

 同審査においては、これまでの調査結果に加え、追加調査等より得られている当社の主張を裏付ける新たな地質データ等を丁寧に説明してまいります。また、今回示された「今後の課題」に対しては、原子力規制委員会との審査に関するヒアリングも踏まえ、適切に対応してまいります。

 これらの調査結果が、科学的・技術的な見地からあらためて審議されることで、敷地内シームは「将来活動する可能性のある断層等ではない」とご判断いただけるものと確信しております。

 今後の原子力規制委員会の審議が、合理的・効率的に進められることを希望いたします。


プレスリリース(当社コメント全文)



志賀敷地内破砕帯に関する規制委員会の報告概要

 第6回原子力規制委員会において、志賀原子力発電所敷地内破砕帯に関する評価書が報告・受理されました(評価書結論:S-1は「変位したと解釈するのが合理的と判断する」等)。評価書には、「今回の評価は、限られた資料やデータに基づいて行われており、より正確・確実な評価にするためにはデータ等の拡充が必要」として6項目の「今後の課題」が示されています。
 今後は、正式な行政手続きである志賀2号機の新規制基準適合性確認審査において、あらためて敷地内破砕帯の審議が行われることになります。
 なお、同日、評価書の原子力規制委員会への報告に対する当社コメントをホームページに公表しています。