志賀原子力発電所の安全対策

平成27年11月20日 ピア・レビュー会合

当社コメント

 本日(11月20日)、志賀原子力発電所の敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合のピア・レビュー会合が開催されました。

当社の主張

 本日の会合では、旧トレンチの解釈や有識者の解析モデル等に対する疑問や異論など、評価の根幹にかかわる多くのコメントが出されました。

 しかしながら、ピア・レビュー会合は、評価書案を再評価する場ではないこともあり、結果として「活動の可能性を否定できない」となったことは、極めて残念であります。

 今後、評価書をとりまとめるにあたっては、本日の会合におけるピア・レビュアーの方々のコメントを反映していただきたいと考えております。

 当社としては、これまでの追加調査により得られた科学的な調査データを総合的に検討すれば、敷地内シームは後期更新世以降には活動していないと判断されることから、「将来活動する可能性のある断層等ではない」との評価は合理的なものと考えております。こうした当社の評価については、社外学識者からも妥当である旨の見解をいただいております。

 いずれにしても、今後は、新規制基準への適合性確認審査の場で審議されることになりますが、当社評価を補完するような解析結果や新たな地質データも得られており、更に、データの拡充も行った上でしっかりとご説明することによって、当社評価の妥当性について必ずやご理解いただけるものと考えております。


プレスリリース(当社コメント全文)



ピア・レビューの概要

 第7回評価会合(7月17日)における有識者意見を反映した評価書案について議論がなされ、レビュアーから旧トレンチの解釈や有識者の解析モデル等に対する疑問や異論など、評価の根幹にかかわる多くのコメントが出されました。
 なお、同日、当社は、ピア・レビュー会合に対する当社コメントをホームページに公表しています。