
北陸電力の発電電力の約70%を占める
火力部門は石炭・石油を燃料とし、当社の電力の約70%を発電(平成20年度)している。富山・石川・福井の3県に、富山火力、富山新港火力、七尾大田火力、福井火力、敦賀火力の計5火力発電所が、北陸地域へ電力を安定に供給するとともに、電力需要に応じた発電を行っている。
火力部門の業務
電力は貯蔵が困難であり発電と消費が同時であるため、火力発電所という巨大プラントにおいて高度な技術と高い信頼性が求められる。
火力発電所では設備の運転と巡視点検、運営業務などを担う発電環境課、設備の保守を担う技術課、庶務・保安防災業務を担う業務課が密接に連係をとりながら、信頼性維持とコスト低減を両立させるべく日夜努力を重ねている。
火力部では火力発電所を総括するとともに、新規発電所の計画、調査研究、石炭灰の有効利用等について検討している 。
価格競争力の中核は、高効率の石炭火力発電所
昭和48年、54年の2度にわたる石油危機で高騰した石油価格に対応するため、当社は原子力発電所の建設と共に石炭火力発電所建設を推し進めてきた。
石炭火力電源として富山新港火力石炭1・2号機(昭和59年石炭転換)、敦賀火力発電所1・2号機、及び七尾大田火力発電所1・2号機の合計290万kWを開発。これらは世界的に広範に分布し且つ安価な石炭を燃料とする電源であり、電力の安定供給と価格競争力の中核を担っている。
新鋭の石炭火力では、ボイラーやタービンに高温強度に優れた材料を使用し蒸気温度を593℃まで高めるなど、プラントの効率を最高水準まで向上させた。高度な技術の集大成により燃料コストを節減すると共に、地球温暖化ガスであるCO2排出量の低減に努めている。
能力・個性を発揮できる職場
火力部門では、ボイラー・タービン設備においては機械系エンジニアが、発電機・変圧器・制御装置については電気・制御工学系エンジニアが、排煙脱硫装置・排水処理装置においては化学系エンジニアが、設備の運転、保守、環境保全等を通じてさまざまな取り組みを行っている。
ボイラーや配管などに使われている高Cr材料の適用検討やタービン効率向上のための設備改造の検討、環境に配慮した木質バイオマス燃料の運用検討など、多岐にわたる分野でそれぞれが知識・能力・個性を発揮している。
また、火力発電所での豊富な知識と経験をベースに多くの人材が、経営企画部、資材部、営業部、技術開発研究所等の職場で活躍している。
電力という重要なライフラインへ高品質で低コストの電気を供給するという重要な使命に挑戦する火力部門は、皆さんの「やる気」と「本気」を大切にした魅力ある職場である。