甦る朝倉一族の庭
一乗谷朝倉氏遺跡庭園
いちじょうだにあさくらしいせきていえん
朝倉氏は、ここ一乗谷で栄華を極めた。しかし、織田信長との一戦で一乗谷は焼き討ちに遭い、朝倉氏は滅亡してしまった。
廃墟となったこの場所は、現在、発掘調査が進められ、朝倉氏の屋敷跡など、多くの遺構が掘り出され、遺跡の中にいくつかの庭跡が確認された。そして現在、四カ所の庭跡が国の特別名勝に指定されている。
その中で規模が最も大きく、以前の姿を残しているのが諏訪館跡の庭園である。この庭は、朝倉義景の側室小少将の館と伝えられる諏訪館に造られたもの。正面中央には、当時の豪華さを偲ばせる大きな滝石が組まれ、そのそばにヤマモミジの巨木が立っている。滝石から落ちた水は池泉に流れ、池泉の汀は大きな石で護岸がなされている。
次は、湯殿跡にある庭である。発掘調査の結果から、庭の元の姿は池泉に巨石を浮かべた豪快な庭とみられている。残念ながら現在池泉は枯れ、以前の姿を見せてはいないが、石組はほぼ当時の姿を残しているとみられ、この庭園群では最古のものといわれている。
また、義景館や南陽寺の跡地にも、石組と池泉による庭跡が発掘されている。
■住所:福井県福井市城戸ノ内町
■TEL:0776-41-2173(一乗谷朝倉氏遺跡管理事務所)
■交通:JR福井駅から京福電鉄バス浄教寺・鹿俣行きで35分、復原武家屋敷前下車すぐ/北陸自動車道福井ICから車で国道158号経由15分
■入場時間:9時〜16時30分
■入場料:210円
■休場日:無休(年末年始を除く)
※一乗谷朝倉氏遺跡への見学は自由です
林泉回遊式(湯殿跡、諏訪館跡、義景館跡)
枯山水、林泉庭園(南陽寺跡)
ヤマモミジ