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志賀原子力発電所1号機の定期検査開始について


平成8年10月15日
北陸電力株式会社

志賀原子力発電所1号機の定期検査開始について

 志賀原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力54万キロワット)は、
 平成8年10月17日から発電を停止し、平成9年1月中旬までの予定
 で第3回定期検査を実施します。
  この検査は、電気事業法に基づいて年1回実施するもので、原子炉本
 体、原子炉冷却系統設備、原子炉格納施設等の点検を実施する他、全燃
 料368体のうち88体(予定)を新燃料に取り替えます。
以上
(参考)
1.定期検査のための期間
  平成8年10月17日から平成9年1月中旬まで
  ・発電停止     :平成8年10月17日
  ・発電開始     :平成8年12月下旬
  ・総合負荷性能検査 :平成9年1月中旬
2.定期検査を実施する主な設備
 1) 原子炉本体
 2) 原子炉冷却系統設備
 3) 計測制御系統設備
 4) 燃料設備
 5) 放射線管理設備
 6) 廃棄設備
 7) 原子炉格納施設
 8) 非常用予備発電装置
 9) 蒸気タ−ビン
 10) 電気設備
3.定期検査期間を利用して実施する主な作業
 1) 燃料の一部取替え
   燃料集合体368体のうち、88体(予定)を新燃料に取り替えます。
 2) 出力領域計測装置検出器取替工事
   出力領域計測装置の検出器集合体20体のうち5体を取り替え、性能
  維持を図ります。
 3) 制御棒駆動機構取替工事
   制御棒駆動機構89体のうち分解点検を行う13体について、同一設
  計の予備品と取り替えます。

以  上

( 解 説 )
○定期検査
・定期検査は電気事業法第54条「定期検査」により義務づけられています。
・定期検査対象設備は同法施行規則第89・90条、定期検査時期は同法施行規則第91条により規定されています。
・定期検査実施時期: 前回の検査が終了した日以降13カ月を超えない時期
○各設備の主な点検内容は以下のとおりです。
・原子炉本体: 原子炉圧力容器、炉内構造物、燃料の点検
・原子炉冷却系統設備: 主蒸気系、給水系などの配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検
・計測制御系統設備: 冷却材圧力、流量計測装置などの計測制御系統設備の点検、校正
・燃料設備: 燃料取扱装置の点検
・放射線管理設備: 放射線モニタリング設備などの点検、校正
・廃棄設備: 放射性廃棄物処理設備、固体廃棄物貯蔵庫の点検
・原子炉格納施設: 原子炉建屋、原子炉格納容器の気密試験
・非常用予備発電装置: 非常用ディーゼル発電設備等の点検
・蒸気タービン: タービン本体の開放点検(第2回定期検査では実施しなかった)、主要弁類、補機類の点検
・電気設備: 発電機、変圧器等の点検
なお、国による検査項目は約50項目(総合負荷性能検査、原子炉格納容器の漏えい率検査、燃料の外観検査等)程度です。
○定期検査中の電力確保
需給状況に応じ、当社の火力・水力発電所等を運用して電力を確保します。
○自治体への連絡
定期検査実施計画について、10月14日に安全協定に基づき、石川県および志賀町、富来町に報告しました。
○作業実施体制
従事する作業者は最大で約1,300名程度、この他当社社員は約200名が従事します。
○その他
原子炉冷却材再循環ポンプ(B)メカニカルシールのトラブルを踏まえ、点検作業の実施にあたっては、異物混入防止対策の徹底を図ります。

以  上

 

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