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志賀原子力発電所1号機の定期検査開始について


平成9年12月25日
北陸電力株式会社

志賀原子力発電所1号機の定期検査開始について

 志賀原子力発電所1号機 ( 沸騰水型、定格出力54万キロワット)は、平成10年1月17日から発電を停止し、平成10年4月中旬までの予定で第4回定期検査を実施します。

 この検査は、電気事業法に基づいて年1回実施するもので、原子炉本体、原子炉冷却系統設備、原子炉格納施設等の点検を実施する他、全燃料368体のうち88体(予定)を新燃料に取り替えます。

なお、先に行われた国の「溶接部健全性評価検討会」の結果を踏まえ、今回の定期検査期間中に、配管溶接部熱処理の温度記録に疑義のある箇所9箇所について、その健全性を確認することとしています。
以上
(参考)
1.定期検査のための期間
平成10年1月17日から平成10年4月中旬まで
・発電停止     :平成10年1月17日
・発電開始     :平成10年3月下旬
・総合負荷性能検査 :平成10年4月中旬

2.定期検査を実施する主な設備
(1) 原子炉本体
(2) 原子炉冷却系統設備
(3) 計測制御系統設備
(4) 燃料設備
(5) 放射線管理設備
(6) 廃棄設備
(7) 原子炉格納施設
(8) 非常用予備発電装置
(9) 蒸気タ−ビン
(10)電気設備

3.定期検査期間を利用して実施する主な工事等
(1) 出力領域計測装置検出器取替
 計測制御系統設備の核計測装置のうち出力領域計測装置の検出器集合体(全数20体、検出器個数80個)6体を取り替え、性能維持を図ります。

(2) 制御棒駆動機構取替
 制御棒駆動機構89体のうち分解点検を行う13体について、同一設計の予備品と取り替え、点検作業の効率化を図ります。

(3) 燃料の一部取替
原子炉内の全燃料(368体)のうち、88体(予定)を新燃料に取り替えます。


(4) 原子炉冷却材再循環ポンプ部品の改良
再循環ポンプ(A)の分解点検にあわせて、ポンプの一部の部品(ケ−シングカバ−等)を最新技術を取り入れた改良品に取替えます。


(5) アクシデント・マネ−ジメント対策
アクシデント・マネ−ジメント対策のうち、電源強化対策を実施します。

                              以  上  

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