北陸電力

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東京第一ホテル魚津の空調運用システム
空気調和・衛生工学会第11回技術振興賞受賞
-北陸地域から初めての受賞-


平成9年6月6日
北陸電力株式会社

東京第一ホテル魚津の空調運用システム
空気調和・衛生工学会第11回技術振興賞受賞
-北陸地域から初めての受賞-

 このほど、当社が計画・解析を担当した「東京第一ホテル魚津の空調運用システム」が、社団法人空気調和・衛生工学会の第11回振興賞において「技術振興賞」を受賞しました。
 この制度は、空気調和・衛生工学と工業の振興と発展および新進の研究者・技術者を育成することを目的に、会員の技術に関する業績に対して賞を贈り表彰するもので、北陸地域からの受賞は初めてとなります。
 なお、表彰式は、平成9年6月6日(金)に福井ワシントンホテル(福井市)で開催された同学会北信越支部の通常総会の席上で行われました。 概要については下記のとおりです。
1.「東京第一ホテル魚津の空調運用システム」について

計画・設計:   北陸電力株式会社
計画・測定:   東京第一ホテル魚津(魚津市)
施 工:     ユウホー設備株式会社(魚津市)
運用ソフト開発: テクノ・インテグレーション株式会社(魚津市)

2. 受賞のポイント

・従来、ホテル等の24時間営業の施設には不向きといわれていた、「蓄熱空調システム」を改善し、効率的な運転を可能にしました。
・これによって、省エネルギーを推進し、空調のランニングコスト低減に寄与したことが、受賞に当たって評価されました。

 [改善点]

・蓄熱槽を二系統に分割し、蓄熱と出熱が重ならないように交互に使用することで、有効蓄熱量の増加を図りました。
・出力制御の方法を改善し、ヒートポンプが高効率状態で運転するようにいたしました。
・水蓄熱槽内の蓄熱量を把握し、今後の熱需要量を予測する、経済的運転プログラムを開発しました。
これらの改善により、電力使用量の約20%減少と、電気料金の半減(使用電力が昼間時間帯から割安な夜間時間帯に移行したため)を達成することができました。

3. 参考

社団法人空気調和・衛生工学会

・設 立:    大正6年(1917年)7月

・会 長:    松尾 陽 (明治大学教授)

・会員数:    平成8年12月末 20,900名

東京第一ホテル魚津

・所在地: 魚津市吉島 1-1-20

・竣 工: 平成4年8月

・延床面積: 9,742 平方メートル

以上

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