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志賀原子力発電所新燃料輸送計画について


平成10年8月31日
北陸電力株式会社

志賀原子力発電所新燃料輸送計画について

当社は本日、志賀原子力発電所新燃料輸送計画について「志賀原子力発電所周辺の安全確保及び環境保全に関する協定書」第7条に基づき、次のとおり石川県、志賀町および富来町に連絡しましたのでお知らせいたします。

1.輸送計画

(1) 搬入予定時期

  第3四半期(平成10年10〜12月)

(2) 輸送品の予定数量

  96体

2.安全対策

(1) 専用輸送容器の使用

  1. 本輸送には、関係法令の技術上の基準に適合している新燃料輸送専用の輸送容器を使用します。

(2) 交通安全対策

  1. 輸送の実施に先立って道路状況を調査し、安全運行の徹底を図ります。
  2. 輸送隊の前後に先導車、後備車を配し、全体の運行状況を掌握します。
  3. 運転手には十分な経験を有する者を各車2名配置し、交替運転を行って途中休憩を取らせるようにします。
  4. 出発前及び運転手交替時等は車両点検を励行します。

(参考)

1.搬出施設名

日本ニユクリア・フユエル 久里浜工場(所在地 神奈川県横須賀市)

 

2.輸送方法

輸送容器48個(新燃料96体)をトラック8台に積載し陸上輸送

3.輸送責任者

 日本ニユクリア・フユエル

4.輸送物の概要

種類A型核分裂性輸送物
型式RAJ型
寸法長さ 約5.3m
幅  約0.8m
高さ 約0.8m
重量輸送容器  約0.74トン
新燃料(2体)約O.52トン
合計     約1.3 トン
放射能約 47.7GBq/容器 以下

  注)(1) RAJ型:今回使用する新燃料輸送容器の型式名称(5.外観図参照)
    (2) GBq:1×10の9乗ベクレル

5.RAJ型輸送物の外観図

6.安全対策に係る主な基準

輸送物、輸送方法の安全性を満足するための基準は、「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」に定められており、主なものは次のとおり。

(1) 線量当量率

  • 輸送車両の表面で2mSv/h以下
  • 車両から1mの位置で0.1mSv/h以下 等

(2) 以下の一般の試験条件下において輸送物の健全性が維持されるとともに、特別の試験条件下でも臨界の防止が確保されること。

@ 一般の試験条件

  • 水の吹き付け試験(50mm/時の雨量に1時間)
  • 自由落下試験(1.2mの高さから落下)
  • 積み重ね試験(自重の5倍の荷重を24時間)
  • 貫通試験(直径3.2cm、重さ6kgの棒を1mの高さから落下)
A 特別の試験条件
  • 落下試験(9mの高さから落下)
  • 棒上への落下試験(直径15cmの棒上に1mの高さから落下)
  • 耐火試験(摂氏800度に30分)
  • 浸漬試験(深さ15mに8時間)

以上

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