≪ 参 考 ≫
1.2号機の概要
所在地 石川県七尾市大田町 114部 2-4
ボイラー 貫流変圧型再熱式
タービン 3車室4流排気再熱式
燃料 石炭(年間使用量 約155万t)
主な石炭購入先
・オーストラリア
・インドネシア
・中国
・アメリカ合衆国
出力 70万kW
煙突 鉄塔支持単独型(高さ200m)
ばい煙処理装置
排煙脱硫装置 湿式(石灰石−石膏法)
排煙脱硝装置 乾式(アンモニア接触還元法)
集じん装置 電気式
冷却水 取水量 31.5m3/秒
取水方式 深層取水
放水方式 表層放水
建設費 1,350億円程度
着 工 平成7年3月
運転開始 平成10年7月
2.2号機の特徴
1.効率の向上
主蒸気温度593℃,再熱蒸気温度593℃の採用により1号機に比べ,熱効率が相対値で約1%向上した。
低負荷でも安定な燃焼が可能なワイドレンジバーナーを採用した。
タービンの最終段に40インチチタン翼を採用した。
2.設備の簡素化
タービンに3車室構造(大部分の70万kW級は4車室構造)を採用して,建設費や保守費用の低減を図った。
排煙脱硫装置本体および脱硫ファンは1系列とした。
3.最新鋭環境保全設備の採用
排煙脱硫装置,排煙脱硝装置,電気集じん装置に最新の技術を導入した。
3.2号機に関する主な経緯
平成4年2月 | 七尾大田火力発電所2号機の建設と環境調査の実施を関係先へ申し入れ |
平成4年6月 | 環境影響調査(〜平成5年5月) |
平成6年7月 | 電源開発調整審議会において電源開発基本計画への組み入れを決定 |
平成6年12月 | 環境保全協定締結 |
平成7年 3月 | 着工 |
平成8年 3月 | ボイラー立柱 |
平成9年 5月 | 受電 |
平成9年10月 | ボイラー火入れ |
平成9年12月 | 初並列 |
平成10年7月 | 営業運転開始 |
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