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富山新港火力発電所における国際規格ISO14001の取得について


平成10年6月1日
北陸電力株式会社

富山新港火力発電所における

国際規格ISO14001の取得について

北陸電力(株)富山新港火力発電所と富山共同火力発電(株)富山新港共同火力発電所は、国際標準化機構の環境マネジメントシステム規格ISO14001の認証を取得しました。

北陸電力では、環境管理規程に基づき環境保全活動を推進してきましたが、より効果的な環境管理を実践するため、富山新港火力発電所をモデル事業所として国際規格ISO14001に則った環境マネジメントシステムを導入することとし、併設する富山新港共同火力発電所と連携して、昨年4月からシステムの構築に取り組んでまいりました。

なお、両発電所は北陸最大の電源施設であるとともに石油火力と石炭火力の両面を併せ持つことから、モデル事業所に選定したものです。

ISO14001は、企業や組織が環境へ与える影響を自主的かつ継続的に改善していくための手法を定めた国際規格で、両発電所では本年1月から運用を開始しておりました。

このたび、システムの客観性と透明性を確保するため、第3者の審査登録機関[(財)日本品質保証機構:JQA]による審査を受け、これに合格し5月29日の登録を経て本日受領することになったものです。

なお、法人格や使用燃料の違う2つの発電所が同時に国際規格を取得したのは、国内で初めてです。

北陸電力ではこのモデル事業所の結果を踏まえ、今後他の火力発電所、志賀原子力発電所、富山・石川・福井の3支店に環境マネジメントシステムを導入していくこととしております。

<参 考>

1.北陸電力株式会社 富山新港火力発電所および富山共同火力発電株式会社 富山新港共同火力発電所の設備概要

発電設備 燃料 発電機出力 運転開始年月
富山新港火力1号機 重原油 50万kW 昭和56年11月
富山新港火力2号機 重原油 50万kW 昭和56年11月
富山新港共同火力1号機 石 炭 25万kW 昭和46年9月 (昭和59年11月石炭転換)
富山新港共同火力2号機 石 炭 25万kW 昭和47年6月 (昭和59年12月石炭転換)

2.国際標準化機構の環境マネジメントシステム規格(ISO14001)の概要

ISO14001規格では、

  1. 企業の中に環境管理の責任者や担当者を定める。
  2. 環境方針を作る
  3. これに基づいて省エネや廃棄物削減などの目標を定める。
  4. 活動を展開する。
  5. 活動の結果を監査する。
  6. トップが見直しをする。

などの手順が定められています。

目標が達成できなかった場合は、管理体制や計画に無理があったということで、トップ自らがこの仕組みを見直すことになっています。また、目標が達成されれば、さらなる目標を目指して活動を継続しなければなりません。

モデルは下図のとおりです。

以上
 

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