平成9年度の販売電力量は244億87百万kWhとなり、対前年度1.4%の増加となりました。
これを用途別に見ますと、民生用では夏場の天候不順や暖冬影響により冷暖房需要が伸び悩んだことや、消費税率の引上げなどにより個人消費が低迷したことから、電灯が1.8%増、業務用が2.5%増と低い伸びとなりました。
一方、産業用については、金融システム不安やアジア経済の混乱などから下期以降生産活動が落ち込んだことから、小口電力は 0.1%増とほぼ前年水準並みにとどまるとともに、輸出関連業種を中心に堅調であった大口電力も次第に減退傾向が強まり、年度では 1.5%増と低めの伸びとなりました。
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