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ウラン燃料のリサイクルについての疑問にお答えします


Q現在の原子力発電所でプルトニウムを混ぜたMOX燃料を使っても大丈夫ですか?

A

 現在のウラン燃料だけによる原子力発電所の場合も、発電の過程でプルトニウムが生まれ、約30%はプルトニウムにより発電しており、現在の原子力発電所はプルトニウムも核分裂することを前提に設計されています。
 また、平成7年の国(当時:原子力安全委員会)の報告書では、MOX燃料の炉心装荷率が1/3程度までであれば、現在の設備で安全に使用できることが確認されています。
 当社の計画では炉心装荷率は最大でも約1/8以下と1/3を下回っています。

ウランとプルトニウムの発電割合(志賀1号機)

ウランとプルトニウムの発電割合(志賀1号機)


Qウラン燃料のリサイクルの実績はあるのですか?

A

 「ウラン燃料のリサイクル」は、1960年代からヨーロッパを中心として世界各国で実施され、6,300体以上のMOX燃料が使用されています。
 日本では、2009年12月に九州電力(株)玄海原子力発電所3号機、2010年3月に四国電力(株)伊方発電所3号機、同年10月に東京電力(株)福島第一原子力発電所3号機、2011年1月に関西電力(株)高浜発電所3号機で実施されました。


QMOX燃料を使用した場合、外部への放射能の影響は大丈夫ですか?

A

 MOX燃料を使用した場合もウラン燃料と同様に、外部へ影響を与えないよう放射性物質をしっかり閉じ込めます。

  • @燃料を陶器のような固いペレットに焼き固めます。
  • Aペレットを丈夫な金属製の燃料被覆管に密封します。
  • B燃料を丈夫な鋼鉄製の原子炉圧力容器に入れます。
  • C原子炉圧力容器および重要な機器を機密性の高い鋼鉄製の原子炉格納容器と厚いコンクリートの遮へいで覆います。
  • D一番外側を、厚いコンクリートで造った原子炉建屋で覆います。
放射性物質をしっかり閉じ込めます


QMOX燃料を使用しても、原子炉を安全に停止できますか?

A

 制御棒は中性子を吸収しやすい素材でできており、核分裂を止める働きをしています。
 MOX燃料に含まれるプルトニウムはウランに比べて中性子を吸収しやすい性質があるため、MOX燃料を使用した場合、制御棒の能力は若干低下します。
 しかし、制御棒の原子炉を停止する能力は、もともと十分な余裕があり、MOX燃料を使用しても原子炉を確実に停止することができます。


QMOX燃料は放射線が強いのでは?

A

 MOX燃料はウラン燃料に比べ放射線の量が多くなります。このためMOX燃料を遮へい効果の高い専用の輸送容器に収納して輸送するほか、原子力発電所内でMOX燃料を取り扱う場合は遮へい体をつける等の対策により、安全に取り扱うことができます。


Qプルトニウムは人体に危険なのでは?

A

 プルトニウムは主にアルファ線という放射線を長期間出します。粉末状のプルトニウムを吸い込んだ場合、体内に長時間とどまり、健康に影響を及ぼす可能性があります。原子力発電所ではプルトニウムを陶器のように焼き固めた「燃料ペレット」として使用するので、体内に取り込む心配はありません。


QMOX燃料はウラン燃料より溶けやすいのでは?

A

 MOX燃料が溶け出す温度(融点)は、ウラン燃料よりも約70℃低いという特性がありますが、運転中のMOX燃料の最高温度は、融点に対して約1,000℃も低いため、燃料が溶けるということはありません。


Q燃料棒内のガスの発生が増えて、燃料棒が壊れやすくなるのでは?

A

 プルトニウムによりヘリウムガスの放出量が増えること等により、MOX燃料棒の内圧は、ウラン燃料棒に比べて大きくなりますが、燃料棒内の空間(ガス溜め)をウラン燃料棒よりも大きくすることで、内圧が同等となるよう設計します。


Qウラン燃料のリサイクルを実施すると電気料金が高くなるのでは?

A

 MOX燃料はウラン燃料に比べ、製造コストや輸送コストが割高になりますが、原子力発電コストに占める燃料費の割合は1割程度であること、MOX燃料の使用が全燃料集合体368体のうち最大でも60体であることから、原子力発電コストへの影響は小さいと考えております。


Qリサイクルできない放射性廃棄物(核分裂生成物)はどうするの?

A

 リサイクルできない放射性廃棄物(核分裂生成物)は放射能レベルの高い廃棄物(高レベル放射性廃棄物)です。日本では、この廃棄物をガラス原料とともに高温で溶かし、ステンレス製の容器に入れて、30〜50年間程度冷却のため貯蔵した後、最終的には人間の生活環境に影響を及ぼさない地下300mより深い安定した地層中に処分する方針です。
 2014年4月に閣議決定されたエネルギー基本計画において、高レベル放射性廃棄物の問題解決に向け、国が前面に立って取り組むとしています。


Q使用済MOX燃料はどうするの?

A

 国は「使用済MOX燃料は使用済ウラン燃料と同様に、再処理してプルトニウムとウランを回収し、有効利用する」ことを基本方針としており、将来、建設を予定している第二再処理工場で処理する予定です。志賀原子力発電所1号機で発生する使用済MOX燃料は、当面の間、原子力発電所で貯蔵・管理します。

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