志賀原子力発電所の安全対策

地震のメカニズム

 地球の表面は、10数枚のプレート(巨大な岩石層の厚い板)で構成されています。
 プレートは長い年月をかけて少しずつ移動します。その際、境界部や内部に大きな力が加わり、伸びや縮みなどのひずみが生じます。蓄積されたひずみのエネルギーがある限界を超えたとき、プレートの弱い場所がずれてエネルギーを解放し、地震が発生するといわれています。


プレート境界型地震

プレート境界型地震

 海底プレートが陸側プレートの下にもぐりこむ際、プレートの先端が引っ張り込まれ、元にもどろうとする力が蓄積されます。その力が引っ張り込む力を超えた時に陸側プレートがはね上がり、地震が発生します。



プレート内型地震

プレート内型地震

 活断層(※1)をはさむ両側から圧縮する力が加わる際、活断層の部分にひずみが蓄積されます。ひずみが限界を超えたときに、活断層の部分が急に破壊し、ずれが生じ地震が発生します。

※1 活断層:一般に、これまで繰り返し活動し、将来も今後も活動することが推定される断層。